2026.07.10
インタビュー
『足を引きずって歩く状態から、片足でジャンプできるまで改善』坐骨神経痛に対する運動療法の感想
執筆中尾 優作(理学療法士/プロスポーツトレーナー)
ヨーロッパの大学、大学院で理学療法を学ぶ。欧州サッカー、日本のB.LEAGUEでトレーナーとして活動したのち、地元神戸三宮にメディカルフィットネスジムLifelongを設立。トップアスリートを始め、"病院で治らない痛み"に悩む人にワンランク上のリハビリを提供する。
Dさんは10年以上前から坐骨神経痛と腰痛がありましたが、ある日突然急激に症状が悪化し、足を引きずってしか歩けなくなってしまいました。
病院に行っても痛み止めを処方されただけで状態が改善しなかったという理由でLifelongにご相談いただきました。
症状悪化の原因は不明で、ある日起きたら腰に激痛を感じ、左足に全く力が入らずに動かなくなっていたとのことでした。
最初当店に来られた際も足を引きずりながら歩かれていて、階段を降りるときは左足がほとんど落下しているような状態でした。
主な症状は左ふくらはぎと足首の痺れと機能不全でしたが、根本的な原因は坐骨神経痛のもとである腰から来ていると推測できました。
普通に歩けるようになるために、ふくらはぎと足首のトレーニングを行いながら、大元の原因となる腰を安定させるための体幹トレーニングも並行して行いました。
1ヶ月経った頃には腰の痛みもだいぶ落ち着き、平坦な道は問題なく歩けるようになりました。
3ヶ月ほど経過すると、階段も苦労することなく上り下りできるまで回復することができました。
最終的にはジョギングや片足ジャンプまで痛みなくできるようになり、満足してLifelongを卒業されたDさんに運動療法の感想をお話しいただきました。
Dさん
- 10年前から坐骨神経痛と腰痛
- ある日急激に悪化し歩けなくなる
- デスクワークのため長時間座るのが大変
- 以前のようにまずは普通に歩けるようになりたい
Lifelongの利用目的

2〜3日間かなりの激痛が続き、その過程で左ふくらはぎの感覚がほとんど無くなり、筋肉に力が入らなくなりました。
過去のどの症状よりもはるかに深刻で、本当に衝撃的で恐ろしかったです。
もちろん最初に病院へ行きましたが、処方されたのは大量の痛み止め薬だけでした。
病院では私が望んでいたような理学療法は受けられませんでした。
そして私は手術という選択肢は避けたいと思っていました。 なのでLifelongに通い始めました。
サクさんは私の希望にとても協力的で、私たちは手術をせずに症状を改善していく方向で取り組み始めました。
手術は出来るだけ受けたくない、そして痛み止めで一時的に痛みを誤魔化すのではなく、ちゃんと治したいという希望をお持ちでした。
症状はかなり深刻で原因も不明だったので難しい症例だと感じましたが、Dさんと話し合いながら希望に沿った治療方針でリハビリを進めていくことにしました。
Lifelongを選んだ理由

サクさんの英語は本当に素晴らしく、コミュニケーションには困りませんでした。 その点には本当に感謝しています。
神戸でこれほど高いレベルの英語対応をしてくれる医療サービスを見つけるのはかなり難しいので、それは本当にありがたいことです。
ですがそれ以上に、私は日常生活に支障をきたす症状に悩まされていました。 うまく歩くことができず、足を引きずるように歩いていました。 階段を上るのも大変でした。
スロープのようなほんの少しの傾斜ですら歩いて上るのがつらかったんです。
だから私はもっと積極的でスポーツ志向のリハビリや治療を受けて普段の日常生活に戻りたいと思っていました。 そして、ジムに通うなどの趣味も続けたていきたいと考えていました。
それに加えて、一人一人の身体に合わせたリハビリを提供しています。
Dさんのように若く、運動習慣のある方には一般的な病院のリハビリは強度が低すぎることが多いです。
その人の特徴と目的に合わせて適切なリハビリメニューを組み立てるのが、症状の改善にはとても大切です。
運動療法の感想

なので、来てすぐに走ったりジャンプしたり、激しい運動を始められるわけではないと分かっていました。
だからこそ、私たちが取り組んでいたストレッチや動作が左足のリハビリに直接焦点を当てたもので、より激しい運動ができる状態へ戻していくためのものだったことにとても満足していました。
Lifelongに通っている間、サクさんは私の意見をいつも真摯に聞いてくれて「これは難しすぎる」と感じたり「症状を悪化させそうだ」と感じたらその場ですぐに調整してくれました。
次のトレーニングでは、私のフィードバックと彼の専門的な判断に基づいてメニューが完全に更新され、私に合った内容が準備されていました。
そしてメニューは毎月少しずつレベルアップしていき、最終的には問題のあった部位、特に左ふくらはぎとハムストリングスをしっかり使う、かなり負荷の高い運動までできるようになりました。
身体の状態に合わない運動をしてしまうと、かえって症状を悪化させてしまう危険性があります。
そのため、常にコミュニケーションを取りながら、痛みは出ていないか?目的の筋肉は使えているか?症状は改善しているか?を確認しながら進めていくようにしています。
そしてリハビリが簡単すぎでも身体に変化を起こすことができないので、メニューに慣れてきたら適度に運動強度を上げたり、より難しい運動に切り替えていきます。
その時その時に必要な運動種目と運動強度を適切に判断することが、リハビリではとても大切です。
身体の変化

歩き方も正常に戻りましたし階段も問題ありません。 スロープも問題ありません。
日常生活の中で症状をほとんど感じることがなくなりました。 本当に素晴らしいことです。
もう一つ大きな学びだったのは、体幹の強化に重点を置いたことです。
以前から体幹の強さが腰の改善に直結していることは分かっていましたが、自分一人で鍛えるための正しい方法を知りませんでした。
そのため、日常生活だけでなくジムでのトレーニングや長時間座っているような場面でも体幹の強さの違いを実感しています。
実際に改善を感じています。
どんなに難しい症状でも、考えらえる原因を一つずつ解決していけば必ず改善できると信じています。
腹筋などの体幹トレーニングは自分一人で行うには少しハードルが高いです。
このような機会でしっかりと鍛えることができ、効果を実感していただけたので、ぜひこれからも継続して取り組み続けて欲しいです。
坐骨神経痛のリハビリ方法
Dさんは昔から坐骨神経痛と腰痛をお持ちでしたが、今回最も影響を受けていたのは左ふくらはぎでした。
足に力が入らずに引きずりながら歩いていましたが、足首自体が悪くなったというよりも腰の影響が左足に出ているようでした。
理由としては、以下の症状が神経的な症状だと考えられたからです。
- 足に力を入れられないという感覚
- 前屈したら左足にかけて痺れが出る
そのため、左ふくらはぎと足首のトレーニングも行いましたが、根本的な解決を目指すのであれば腰を治さなければいけませんでした。
前屈時の痛みと痺れが強かったため、腹圧トレーニングやデッドバグなどの体幹トレーニングで腰部の安定性を高め、スクワットやブリッジ系のエクササイズで骨盤が動きすぎないように固定するなメニューを組みました。
腹筋系の筋力がつき、腰椎周囲の安定性が改善されるにつれて痛みや痺れも軽減し、次第に歩行や日常生活の質も向上していきました。
今後の目標

この5〜6年ほど「年に1回、あるいは2回は腰を痛めて数週間苦しむのは仕方ないことなんだ」と受け入れてしまっていました。
ですが、Lifelong で学んだ習慣を続けながら運動を継続していけば、毎年のように起こっていた腰の問題を避けられるのではないかと前向きに感じています。
そして何よりも、長期的には、できる限り手術を避けたいと思っています。
当店をご利用いただいたことで、どのような運動が自分に合っているか、どの運動をすると症状が改善されるかを知っていただけたと思います。
あとはご自宅や通われているジムで適当な運動を継続していただけると再発予防にもなりますので、今後手術を受けなくても良いように、トレーニングを継続いただけると嬉しい限りです。
一人一人の身体に合わせた専門的なリハビリを試されたい方は、ぜひ一度ご相談ください
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