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Case Study 症状別事例

2024.06.26

肩関節脱臼

肩関節脱臼

執筆大澤 亮(理学療法士)

有名なスポーツ整形外科で主に手術直後のリハビリを担当。病院で培った臨床技術を活かし、ジュニアアスリートから高齢者の運動愛好家まで幅広い年代のリハビリを得意とする。自身のスポーツ歴は野球、バスケ、カヌー。

脱臼という言葉を聞いたことがある人も多いと思います。

脱臼と聞くとまず肩関節を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

この記事では肩関節の脱臼について神戸三宮で活躍する理学療法士が詳しく紹介します。

記事の内容
  1. 肩関節脱臼に関する最新情報を知りたい
  2. 肩関節脱臼を治す方法を知りたい

「肩関節脱臼を経験した後に肩の不安定感が残っている」、「脱臼が癖になっている」このような悩みを持たれている方が多くおられます。

脱臼した後は整復して、何もしなくていいのかと不安な方も多いのではないでしょうか。

この記事では肩関節脱臼について詳しく説明し、再発しないように役立てる情報を紹介しています。

肩関節脱臼について詳しく知りたい方は是非ご覧ください。

肩関節の特徴

肩関節は球関節と呼ばれるいろいろな方向に動く関節です。

球関節とは関節の片側が球状になっており、片側が受け皿のような形になっている関節です。

いろいろな方向に動くというのは肩関節の可動域が大きい理由です。

しかし、動きやすいという事は不安定であるとも言えます。

不安定であるために肩関節は脱臼しやすいのです。

肩関節脱臼とは

肩関節脱臼とは肩の関節が外れた状態のことを言います。

肩関節脱臼の分類

肩関節脱臼は

  • 前方脱臼
  • 後方脱臼

に分けられます。

割合は約90%以上が前方脱臼と言われています。

肩関節脱臼の原因

肩関節脱臼は主にスポーツや転倒などの大きな衝撃によって、脱臼します。

  • ラグビー
  • アメフト
  • 柔道

このようなコンタクトスポーツでよく発生します。

他にも、

  • スキー
  • スノーボード
  • 野球

これらのように転倒や、スライディング時に地面に手をつくなどの競技でも受傷します。

スポーツだけでなく日常生活でも、以下のような原因で脱臼することがあります。

  • 転倒
  • 交通事故

肩関節脱臼の症状

肩関節脱臼の症状には、これらの症状が見られます。

  • 痛み
  • 腫れ
  • 関節のずれ
痛み

肩関節が脱臼すると肩関節周囲に存在する神経や組織も同時に傷をつけてしまうため急激な強い痛みが生じます。

腫れ

脱臼時に周囲組織を破壊してしまうため組織液や血液によって強く腫れることがあります。

関節のずれ

肩関節が脱臼すると、見てすぐにわかるほどの関節のずれが生じます。

肩関節脱臼の合併症

肩関節脱臼では脱臼時に様々な合併症のリスクがあります。

  • 腱板損傷
  • 腋窩神経麻痺
  • 反復性脱臼
  • 関節拘縮

腱板損傷

脱臼する際に腱板という肩を包むように存在する組織が断裂してしまうことがあります。

整復後しばらくしても肩を上げることができない場合には腱板断裂を疑います。

腱板損傷について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

腋窩神経損傷

脱臼や整復の際、腋窩神経(えきかしんけい)という脇の下をはしってる神経を損傷することがあります。

肩の外側にしびれを感じたり、肩を上げる際に働く筋肉に力が入りにくくなったりする症状がでますが、多くは自然に回復します

反復性脱臼

脱臼する際に関節唇(かんせつしん)や関節包靱帯という関節を支える組織が損傷を受けます。

これらの組織の修復が十分えられず、関節がゆるくなり、脱臼を繰り返すようになってしまうことがあります。

20歳未満で約90%、20-40歳で約60%が再脱臼すると言われています。

特に若い人では約半数が反復性脱臼になるといわれています。

頻回に脱臼をくりかえし、日常生活やスポーツ活動に支障が出る場合には手術が必要となります。

反復性肩関節脱臼について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

関節拘縮

若い人では関節がゆるくなりがちですが、逆に高齢者では脱臼後に肩の動く範囲がせまくなってしまう、拘縮という状態となることがあります。

高齢者では長く固定をすると硬くなりやすいため、痛みが治まったら適切に運動を開始する必要があります。

肩関節脱臼の治療法

肩関節脱臼では通常、整復と呼ばれる関節を元に戻す治療が行われます。

肩関節脱臼では整復後のリハビリが重要になります。

肩関節脱臼後は上記したように再脱臼のリスクが高くなっています。

再脱臼しないためにはリハビリを行い、肩関節周囲の組織の強化や肩関節周囲の柔軟性の向上が大切になります

肩関節脱臼後のリハビリ

肩関節脱臼ではリハビリによって肩関節の安定性を高めることで再脱臼の予防をすることができます。

脱臼を繰り返さないようにするための運動を紹介します。

腱板トレーニング

  1. 肘を90度に曲げて脇腹に固定し、バンドをつかむ
  2. 肘が動かないように肩を回してバンドを外側に引っ張る

  1. 肘を90度に曲げて脇腹に固定し、バンドをつかむ
  2. 肘が動かないように肩を回してバンドを内側に引っ張る

可動域訓練

  1. 仰向けに寝転がり膝を立てる
  2. 手のひらと肘を地面につけてまま大きく頭の上に挙げる

脱臼後の症状に悩まれている方はこれらの運動を試してみてください。

肩関節脱臼まとめ

肩関節脱臼とは、外からの衝撃によって肩関節が外れる怪我です。

肩関節脱臼の症状
  • 腫れ
  • 脱臼時の痛み
  • 肩の不安定感
肩関節脱臼の原因
  • 外部からの衝撃
肩関節脱臼の治療
  • 可動域訓練
  • 筋力トレーニング
  • 手術療法
肩関節脱臼の予防
  • 肩関節の安定性向上
  • 肩関節周囲の可動域の拡大

神戸三宮で肩関節脱臼の治療をお探しなら

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トレーナー紹介

根本治療が前提の治療方針

治療で痛みを改善するのは当然ですが、みの根本的な原因を治療することが大切です。

身体の痛みは、痛みのある部位だけが原因とは限りません。

例えば肩関節脱臼の場合は、筋力を強化し、肩関節の安定性を向上させることで、再発予防まで取り組みます。

怪我を治療しても再発予防まで徹底しないことには、肩関節脱臼を再発してしまう可能性があります。

Lifelongの治療方針は痛みの改善だけでなく、怪我の原因を根本から改善することです。

痛みが出るたびに治療を受けるのではなく、痛くなる原因を改善して痛みが再発しない身体を目指しましょう。

最先端治療

Lifelongでは欧米で使用されている最先端治療を行なっています。海外の医学論文によって効果が実証された治療を行うことで、正しく効果的に怪我を治すことができます。

自分の身体に合ったリハビリ

Lifelongでは”この怪我にはこのリハビリ”というように決まったメニューはありません。一人一人の身体をしっかり確認し、身体と症状に合わせたリハビリをオーダーメイドで作成します。

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Lifelongのサービス

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