2026.10.24
インタビュー
『家族のような温かい関係性で、嫌々始めた運動も週4回通うように』80代女性の高齢者トレーニングの感想
執筆大原 希公(アスレティックトレーナー/鍼灸師)
整形外科、整骨院での勤務経験を活かして幅広い年代の運動指導を行う。学生アスリートからお年寄りまで、一人一人に寄り添ったリハビリで目標達成まで温かく並走する。
Kさんは変形性膝関節症による膝の痛みと1ヶ月後に控えるオーストラリア旅行でしっかり歩けるようにとご相談いただきました。
約12年ほど前に右膝の変形性膝関節症になり、気付けば左膝も変形性膝関節症に。
病院では特にリハビリなどは受けられず、ご自宅でストレッチやスクワットを実施し痛みを和らげておられました。
ご来店いただいた時は右膝の痛みよりも左膝内側の痛みが強く出ていました。
歩行動作をみると両足ともつま先が内側に入っており、下腿(膝より下)が内側にねじれ、膝が伸び切らず不安定さも出ていました。
階段昇降時は膝が内に入り、臀筋が弱く体を支えられずふらついていました。
詳しく評価をすると左足の筋力低下があり、大腿周径(太ももの周径)を測定すると左が1cm細くなっていました。
変形性膝関節症はアライメント不良や膝の軟骨がすり減りクッションがなくなり骨同士がぶつかり痛みが出てきます。
膝のすり減った軟骨は手術をするしか治りません。
そのため、痛みの軽減、進行を抑制するには膝や股関節の筋力強化をし膝の負担を軽減する必要があります。
Kさんは股関節と膝関節周囲の筋力強化、膝関節の可動性向上、つま先と膝をまっすぐに出すことを目標にしました。
トレーニング中は膝に痛みが出ない範囲で股関節と膝関節のトレーニングを実施し、歩行動作に似た動きでつま先と膝をまっすぐ出す運動を行いました。
運動療法開始後5ヶ月ほどで膝の痛みはほとんど感じなくなり、ジャンプができるまで改善しました。
オーストラリアではよく歩き、よく動いたそうですが最終日まで膝が痛くなることなく元気に楽しまれていたと娘様にも喜んでいただけました。
膝の痛みが軽減しオーストラリア旅行も無事行けたKさんに、運動療法の感想をお伺いしました。
Kさん
- 約12年前に変形性膝関節症、その後逆の膝にも発症
- 病院でのリハビリは受けられず自己流で運動されていた
- 海外旅行で痛みなくたくさん歩きたい
Lifelongの利用目的

私ダンスをやってるもんだから、ダンスがずっとできるようになりたいなと思ってます。
毎週趣味のダンスにも励んでおられ、膝の痛みなくやりたいことをできることを目標に運動療法に取り組んでいただきました。
Lifelongを選んだ理由

そんな歩かれても困るなぁっと思ったんで。
そしたらある日突然「お母さん探して探して探してジムが見つかったからね!」って言って、「明日行くよ!」って言うから、えーそんなんって思ったけど、ここに強制的に連れて来られました(笑)。
最初はすごい機械がいっぱいたくさんあるのかなと思っていました。そういうジムに行ったことがあるから。
でも割と広い部屋で小物の器具が置いてあって、これやったらいけるかなって感じでお願いしました。
一人一人、体の状態は全く違いますので、安全にそして効果的に運動するためにも、その人に何が必要かを見極めて自分の体を自分自身でコントロールすることが大切になります。そのため、負荷が高くて一定の同じ動作しかできないマシントレーニングよりも自分の身体を上手に動かせるようになるためのトレーニングが大切だと考えています。
運動の感想

娘と歩いても「お母さん階段難なく上がれてるね」ってことを言ってくれるから、なんか自分としてもよかったなと思ってます。
そして痛みの強かった左膝の筋力も低下していたので、まず筋力を上げて膝を筋肉で支えれるようにすることを第一目標にしました。同時に、鏡を見ながら膝を捻じらずにまっすぐ動かす練習も行いました。
変形性膝関節症はただ単に筋力を上げたらいいものではないので、筋力以外の要因についても考えメニューを組みました。
身体の変化

歩くのもなんか足が軽くなって嬉しくなります。
トレーニングをすることで筋肉や心臓のポンプ作用が向上し、それにより息切れが改善します。
これは適切な負荷をかけることで個人差はありますが年齢関係なく向上します。
変形性膝関節症のリハビリ
Kさんの膝の痛みや変形(O脚)の原因を探してみると、骨盤や股関節、臀筋の弱さによって膝への負担がかかり、尚且つ膝周囲の筋力低下も見られました。その結果として膝関節に負荷がかかって痛みが出ていると考えました。
姿勢の評価では、反り腰で骨盤前傾位になり股関節の外旋が制限されてハムストリングス、臀筋に収縮が入りづらく、膝が内側に入りやすくなっていました。
なので股関節の柔軟性獲得、膝の筋力強化、ハムストリングスと臀筋の機能改善、体幹強化、捩れが出ないようにつま先をまっすぐに出すことを鏡を見ながらリハビリを開始していきました。
Kさんのお体の状態に合わせて最初は安定した姿勢での運動から開始し、徐々に難易度の高い片足の運動に移行。今では片足のトレーニングでも安定してできるようになりました。
運動を継続できる理由

週3、4回通ってきてますけど、私のルーティンになっててね。
朝起きたらlifelongさんのこと考えて、大原さんがすごく良くしてくださるから、家族同様みたいな感じでね。
和気藹々とやらせてもらってるから。
ここに来ると楽しい。
ほんと楽しいんですよ。
ほんとに家庭的でね、よかったな。
ここまで続くと思ってなかったから、まして週に3、4回なんてねもうほとんどじゃないですか(笑)。
家のこともしっかりやりつつ、ここに通ってきてるから旦那さんも何も言わない。
嬉しく思ってます。
ありがたいと思ってます。
1日の始まりはifelongさんから、という考えが頭の中あります。
私たちスタッフはその人にとって一番必要でベストな運動療法を提供しておりますが、何年もかけて負担のかかってきたものを数回でよくするというのは難しいです。
だからこそコツコツ継続することがとても重要になります。
こんなにも嬉しいお言葉をいただきありがとうございます。
Kさんのお身体が良くなっているのもKさんの努力の結果です。
これからも引き続きサポートさせていただきますのでよろしくお願いいたします。
挑戦したいこと

走りたい走りたい、若い時みたいに走ってみたいっていうのがあって、一所懸命やってるんですけど、ヒールを履いて街を歩きたいっていうのが今のね願いなんです。
娘にいつも言うとね「お母さん頑張れ」って言うんですね。
ヒールを履いて街中を歩いて、ショッピングしてみたいっていうのが今あります。
どうしてもスニーカーだとスニーカーの足になってしまうからもう一度ヒールに戻りたいです。
転倒により骨折などをすると一気に筋力が低下します。
転倒しないためにも自分自身の体は自分の筋肉で支えられるようにする必要があります。
Kさんのメニューを組む時最初はマットでできる運動や両足の運動がメインでしたが今ではでは痛みなく筋力や安定性が向上してきたので今では転倒に注意しながら片足や少し不安定な場所での運動が増えてきています。
最初は膝の痛みを気にしがちでしたが、運動を続けていく中で「ヒールで歩きたい」というより前向きな目標を持っていただけて嬉しく思います。
今後の目標

今度も金沢行くんですけど、そういう旅行を楽しむにはやっぱり身体が丈夫でないと連れて行く方も大変だし寝込まれても困るって娘が言うから、寝込まないように。
やっぱり娘っていうのはね、お母さんってのはいつまでも若く元気で、溌剌としてて欲しいっていうのが願いみたいなんですよね。
歳だからとか言わないで、娘が言うように頑張って運動続けてやっていこうと思ってます。
もう本当良くしてもらって有難いです。
もう家族みたいにしてねやってくださるから、この雰囲気がものすごく優しくてね。
いつもジムに来たらいっぱい機械があってね、使ってても自分でも本当に効いてるのか効いてないのかわからないようなね使い方してきたから。
ここだと常についてサポートしてくださるのでここが痛いと言えば先生がちゃんと触診してくださるし、ありがたいなと思ってます。
これからも娘様と膝の痛みを気にせずいろんなところに行けるようにサポートさせていただきますのでよろしくお願いいたします。
年齢に関係なく一人一人の身体に合ったトレーニングを試されたい方は、ぜひご相談ください
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