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Case Study 症状別事例

2026.01.30

投球障害

野球選手以外に対するトミージョン手術

執筆中尾 優作(理学療法士/プロスポーツトレーナー)

ヨーロッパの大学、大学院で理学療法を学ぶ。欧州サッカー、日本のB.LEAGUEでトレーナーとして活動したのち、地元神戸三宮にメディカルフィットネスジム【Lifelong】を設立。トップアスリートを始め、"病院で治らない痛み"に悩む人にワンランク上のリハビリを提供する。

トミージョン手術と聞くと野球選手に対する手術のイメージが強いと思います。

しかし、トミージョン手術は野球選手だけでなくバドミントンやバレーボールなどのオーバーハンドスポーツをする方に対して適応されることがあります。

この記事では野球選手以外のトミージョン手術の症例について紹介します。

この記事でわかること
  • 野球選手以外もトミージョン手術を受けるの?
  • 手術後のリハビリの違いは?

トミージョン手術と聞くと1番に野球選手の手術と思われる方も多いと思います。

メディアの報道などで耳にするのはほとんど野球選手ばかりなのでそのようなイメージが付きやすいですし、実際手術をする人はほとんど野球選手です。

しかし、野球選手以外にもトミージョン手術の適応になる人はいます。

この記事では野球選手以外のトミージョン手術の適応についてご紹介いたします。

トミージョン手術について詳しく知りたい方はこちらの記事で紹介していますのでご覧ください。

トミージョン手術は野球選手しかしないのか

トミージョン手術と聞くと野球選手が受けるものだと思われている方も多いと思います。

ニュースでトミージョン手術を耳にするのは野球選手の名前ばかりで野球選手だけにする手術と思われることも です。

しかし、野球選手以外にも施工されることはあります。

トミージョン手術とは正式な名前では「内側側副靭帯再建術」と呼ばれる手術のことを指します。

内側側副靭帯とは肘の内側にある靭帯です。

内側側副靭帯が痛んだり、緩くなることで痛みが出るなどの症状が出ます。

このような症状のある方に対してトミージョン手術を行われます。

内側側副靭帯を痛める動作は肘が内側に入る外反という動作のストレスによるものが多いです。

野球選手の投手では特にそのストレスが強いため、多くの野球選手怪我をします。

しかし、野球選手以外にも内側側副靭帯を損傷した方にはトミージョン手術は適応されます。

野球選手以外のトミージョン手術

野球選手以外にトミージョン手術が考えられる例

  • やり投げ
  • アメリカンフットボール(QB)
  • テニス
  • バドミントン
  • バレー
  • ラグビー
  • 柔道

これらの競技では内側側副靭帯を損傷し、トミージョン手術を受ける可能性があります。

内側側副靭帯を痛める原因には大きく分けて2パターンあります。

”慢性的ストレス”と”強い衝撃によるストレス”です。

慢性的ストレス

慢性的なストレスでの受傷とはスポーツ動作時に繰り返し内側側副靭帯にストレスが加わり続けることで受傷することです。

野球の投球動作もこれに含まれます。

野球以外にも、先に挙げたスポーツ動作時にも内側側副靭帯に慢性的なストレスが加わります。

これらのスポーツでは共通して頭より高い位置での動作を行います。

このような動作を含むスポーツをオーバーヘッドスポーツと言います。

強い衝撃によるストレス

外部から強い衝撃での受傷とはラグビー柔道などの激しくぶつかるコンタクトスポーツで起こります。

外部より強い力で内側側副靭帯にストレスがかかると靭帯が耐えられず靭帯損傷してしまいます。

トミージョン手術後のリハビリ

トミージョン手術後のリハビリでは競技ごとに求められる能力や動作が異なるため、競技に適したリハビリを進めることが大切です。

例えば慢性的なストレスによる受傷では競技時のフォームの不良オーバーワークなどの原因があるので、フォームの修正や練習量の調整などが必要になります。

外傷による受傷では外部からのストレスに対して耐えることができなかったことによる受傷となるので、外部からのストレスに耐える筋力が必要になります。

トミージョン手術後のリハビリはこちらで詳しく解説しています。

まとめ

トミージョン手術は野球選手に多い手術ですが、野球選手だけがする手術ではありません。

内側側副靭帯損傷の痛みがなかなか治らない方はぜひ参考にしてみてください。

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