1. ホーム
  2. 症状別事例
  3. 理学療法
  4. リハビリテーションとは?

Case Study 症状別事例

2022.01.28

理学療法

リハビリテーションとは?

執筆中尾 優作(理学療法士/プロスポーツトレーナー)

ヨーロッパの大学、大学院で理学療法を学ぶ。欧州サッカー、日本のB.LEAGUEでトレーナーとして活動したのち、地元神戸三宮にメディカルフィットネスジム【Lifelong】を設立。専門は"病院で治らなかった身体の痛み"のリハビリ。

この記事は神戸市内で身体の痛みを改善するためのリハビリ施設をお探しの方向けに書いています。

病院や治療院でも治らない身体の問題をお持ちの方は、参考にしていただければと思います。

この記事ではリハビリテーションとは何か?からリハビリの効果や注意点まで、リハビリに関する重要事項をまとめています。

自分に合ったリハビリを見つけるための参考にしていただければ幸いです。

リハビリテーションとは?

まずはリハビリとは何かについて簡単に解説させていただきます。

リハビリの主な目的は、機能が低下した身体の部位を元に戻すということです。

これは一つの関節や筋肉の回復だけでなく、身体全体の動きを回復させるという意味も含まれています。

もう少し細かく見ていきましょう。

局所的なリハビリ

怪我や生活習慣、加齢によって機能が低下してしまった身体の部位を回復させます。

具体的には以下のように、身体の一部分の機能を改善します。

  •  膝の可動域を上げる
  •  硬くなった筋肉を緩める
  •  腰の痺れを取る

動作のリハビリ

局所的なリハビリに対して動きの改善を目的としたリハビリを行います。

具体的には以下のような動作を改善します。

  •  歩行訓練
  •  椅子から立ち上がる
  •  階段の登り下り

このように、リハビリの大きな目的は、

  1. 機能が低下した組織(関節や筋肉)の回復
  2. 困難となった動作の回復

という2点になります。

一人の患者さんに対してどちらか一つの目的でリハビリをするということではありません。動きのリハビリという大きな目標に対して、組織の回復という小さな目標を達成していきます。

例)肩こり改善という大きな目標に対して

➡︎ 肩甲骨の可動域を上げる
➡︎ 首の筋力を上げる

リハビリの効果

それでは具体的に、リハビリではどのような改善を行えるのでしょうか?

痛みの改善

まずリハビリに対して期待することは、痛みを取り除くことだと思います。

怪我をして痛めてしまった部位をリハビリすることで痛みがなくなる、というのが最も一般的なリハビリのイメージだと思います。

可動域の改善

硬くなってしまった関節を再び動くようにすることも、リハビリの重要な役目です。

関節が硬くなるのには、筋肉の拘縮や関節内組織の癒着など様々な原因があります。

関節が硬くなった原因を調べ、適切な手技や運動を用いて可動域を改善します。

神経機能の改善

身体を自分の思うように動かすためには、スムーズな神経伝達が必要です。

例えば、脳梗塞などの病気によって脳の一部がダメージを受けてしまうと、関係する身体の一部が思うように動かせなくなります。

脳から筋肉への神経伝達や、坐骨神経痛などの神経痛にもリハビリは効果的です。

再発予防もリハビリの役割

痛みを取り除いたり、動きを改善するだけがリハビリではありません。

リハビリのもう一つ大切は役割は再発予防です。

腰痛を例にすると、腰の痛みを改善することがリハビリの第一目標です。

しかし、その患者さんが腰痛になってしまった原因まで改善できているでしょうか?

腰痛や肩こりなどの生活習慣病だけでなく、足首の捻挫や肉離れなどのスポーツ障害においても、怪我をした人自身がその怪我をしやすい身体であることが多いです。

腰痛の人は腰痛になりやすい姿勢だったり、足首を捻挫した人はもともと足首の安定性が低かったりします。

病気や怪我による痛みを取り除くだけではなく、怪我をしやすい身体自体を改善することで再発まで予防することができます。

リハビリの専門性

リハビリを行う際には、怪我の状態と患者さんの生活スタイルを考慮する必要があります。

デスクワークが原因で肩こりになった人に対しては、”デスクワーク”という環境を考えた上で”肩こり”という症状をリハビリで改善します。

もしこれが、”育児をしていて肩こりになった人”の場合は、育児がどのようにして肩こりに影響するか?を考えなければいけません。

デスクワークだと猫背で首が前に出てしまうのかな?

育児だと子供の抱っこで肩に負担がかかるのかな?

というように、症状とその人の生活環境を繋ぎ合わせることが重要です。

スポーツ選手のリハビリ

同じように、スポーツ選手の怪我をリハビリするときも注意が必要です。

多くの病院では、全てのリハビリをリハビリ室で完結させてしまいます。

例えば膝を怪我してリハビリを受け、痛みがなくなって筋力が回復したら練習に復帰していいという判断が出されます。

しかし、実際にスポーツ動作のリハビリを行わないことには、痛みが出ないかわかりません。

サッカー選手ならリハビリの段階で少なくともボールを100%で蹴る、芝生の上を全力でダッシュする、という動作を確認しなければいけません。

スポーツ選手のリハビリは必ずその人が行っているスポーツ特有の動作までリハビリで回復させてから、練習に復帰するようにしましょう。

リハビリに関わる職業

最後に捕捉情報として、リハビリに関わる医療職を紹介します。

身体のリハビリは理学療法士が任されることが多いですが、低下した身体機能によっては異なる医療従事者がリハビリを担当することになります。

理学療法士

身体の機能をリハビリする専門家です。痛みや可動域低下などの組織的なリハビリから、歩行や階段の登り下りなど動作的なリハビリを行います。

作業療法士

作業療法士は”作業”を改善する専門家です。例えば、食事、入浴、着替えなど日常生活で必要な作業に特化したリハビリを行います。

言語聴覚士

言葉に関わるリハビリの専門家です。病気によって上手く言葉を発せないときや、聴力が低下したときにリハビリを担当します。

技師装具士

事故や病気によって手足が動かなくなったり、失ってしまったときに活躍する専門家です。技師や装具によって日常生活を過ごしやすくする役割を担っています。

神戸三宮でリハビリ施設をお探しならLifelongへ

神戸三宮エリアで日常生活で痛みを感じていたり、病院のリハビリで完治しなかった痛みでお困りの方はぜひLifelongにご相談ください。

ヨーロッパで学んだ理学療法士が運動療法という最新リハビリ治療を使って身体の悩みを解決いたします。

手術後の痛みや長年治らない痛みも諦めずに、正しいリハビリによって改善しましょう。

運動療法の詳しい内容は以下の記事をご覧ください。

Join Us 無料体験申込