鵞足炎(がそくえん)|スポーツトレーナーによる治療とリハビリ|神戸三宮ライフロング

鵞足炎になった男性

鵞足炎(がそくえん)はランナーを始めとしたスポーツ選手に多い膝の怪我です。

このページでは神戸三宮で活動するスポーツトレーナーが、このようなお悩みを解決するための最新情報をまとめています。

  1.  鵞足炎に関する最新情報を知りたい
  2.  鵞足炎の治し方を知りたい

このページの執筆者

中尾 優作 スポーツトレーナー/理学療法士
イギリスの大学、ベルギーの大学院で理学療法を学ぶ。国内外のプロスポーツクラブでトレーナーとして活動したのち、地元神戸でリハビリジム【ライフロング】を設立。トレーナー歴16年目。主な活動場所
⚫︎ 欧州サッカークラブ
⚫︎ B.LEAGUE
⚫︎ 東京2020オリンピック

鵞足炎は膝の内側が少しずつ炎症することで痛みが出る怪我です。

炎症を抑えれば痛みを減らすことはできますが、鵞足への負荷を改善しないとすぐに再発してしまう恐れがあります。

筋トレやストレッチ、運動フォームの改善などに取り組むことで膝への負担を軽減し、鵞足炎を根本から治療するようにしましょう。

この記事を読み終えると鵞足炎への理解が深まり、どのようにすれば怪我を治せるか?ということがわかるようになります。

ぜひ正しい知識を身に付けて、1日でも早い痛みの改善に役立ててください。

神戸三宮のライフロングでは、経験豊富なプロスポーツトレーナーの施術とリハビリで、多くの人が鵞足炎を完治させています。

15年以上の間、国内外のプロスポーツ選手を治療してきた実績がありますので、鵞足炎でお悩みの方はぜひご相談ください。

鵞足炎とは?

鵞足炎とは、膝関節やや下の内側に痛みが出る怪我です。

鵞足の場所を説明した膝の解剖学イラスト

痛みの出る場所は半券腰筋、薄筋、縫工筋という3つの筋肉が付着しています。

骨に付着する腱の形が鵞鳥(ガチョウ)の足に見えることから、”鵞足”と呼ばれています。

鵞足炎は正式な病名ではなく、”鵞足に痛みがある怪我”の総称です。

実際は、鵞足に付着している筋肉の腱炎や、骨と腱の間にある滑液包の炎症などが考えられます。

鵞足炎は頻繁に膝の曲げ伸ばしをするスポーツ選手やランナーによく見られますが、変形性膝関節症の人にも起こりやすい怪我です。

鵞足炎の原因

ランニングが原因で鵞足炎になった女性ランナー

鵞足炎には様々な原因がありますが、共通しているのは鵞足についている筋肉への負荷です。

オーバーユース

オーバーユースとは、いわゆる”使いすぎ”です。

スポーツの練習量が多かったり、長時間の運動によって膝を動かし過ぎてしまうと、鵞足が炎症してしまいます。

特に膝の曲げ伸ばしが多い競技や運動では鵞足についている筋肉への負担が多くなるので、筋肉の使いすぎで炎症が起き、鵞足に痛みが出る原因となります。

ハムストリングスの硬さ

鵞足に付着している筋肉のひとつに半腱様筋がありますが、これは太ももの裏についているハムストリングスという筋肉のひとつです。

ハムストリングスは下半身の中でも特に大きな筋肉で、ジャンプやスプリントなど力強い動きを生み出すのに重要な役目を持っています。

このハムストリングスが硬くなってしまうと、半腱様筋が付着している鵞足が引っ張られてしまい、炎症を起こす原因となってしまいます。

不適切な運動フォーム

運動をする際のフォームや動き方によっては鵞足に負荷をかけてしまうことがあります。

例えばスクワットやジャンプで膝を曲げたときに、膝が内側に入ってしまうクセがある人は鵞足炎になりやすいです。

膝が内側に入ることで鵞足に付着している3つの筋肉は強く伸ばされてしまい、鵞足部分を引っ張ってしまいます。

膝を曲げるたびに鵞足へ張力がかかってしまうので、鵞足炎を起こしやすくなってしまいます。

X脚

X脚も膝の内側に負担のかかりやすい姿勢になります。

X脚は真っ直ぐな脚に比べて膝同士の距離が近くなり、いわゆる内股になってしまいます。

内股姿勢では太ももが内側にねじれ、下腿は外側にねじれやすくなります。

この状態になると鵞足に付着する筋肉が強く伸ばされてしまうので、鵞足に炎症が起きやすい姿勢となってしまいます。

肥満

体重が重いことも、鵞足炎の原因となりえます。

適正体重に比べて体重が重いということは、それだけ膝への負担も増えるということです。

重い身体を支えながら膝を曲げ伸ばしすると、それだけ関節やまわりの筋肉へのストレスが増えてしまうので、鵞足炎にもなりやすくなってしまいます。

変形性膝関節炎

海外の研究データから、変形性膝関節症と鵞足炎の間に関連性があることが報告されています。

通常の膝に比べて変形性膝関節症の人の方が鵞足炎になる確率が高いと言われているので、注意が必要です。

鵞足炎の症状

鵞足炎の症状で膝が痛い女の人

鵞足炎で痛み以外の症状がある人はあまり多くいません。

他の疾患と比べると、痛みの場所に鵞足炎の特徴があります。

膝内側の痛み

鵞足炎で最も特徴的な症状は、膝の痛みとその場所です。

痛みは鵞足と呼ばれる場所にあり、場所は膝のお皿から指3本分下の内側です。

鵞足炎は急に痛くなる怪我ではなく、最初は小さな痛みから始まり徐々に痛みが強くなります。

運動時の痛み

鵞足炎は運動をしているときに痛みを感じやすく、痛みの強さも増加します。

逆に、運動を中止しているときは痛みも落ち着いていることが多いです。

階段での痛み

階段の登り下りで痛みを感じることも、鵞足炎の症状のひとつです。

膝を曲げ伸ばししながら体重をかけることによって、鵞足に負担がかかってしまいます。

膝内側の圧痛

鵞足炎になってしまったら、鵞足部を触ると痛みを感じるようになります。

人によっては炎症による熱感を感じる人もいて、鵞足が他の部位より少し熱くなっていることもあります。

鵞足炎の検査方法

鵞足炎を触診で検査する医者

鵞足炎を診断するときは、痛みの場所や状態を丁寧に確認します。

画像検査も必要によって使われますが、これは他の怪我との区別をするためで、鵞足炎を見つけるために検査が行われることは少ないです。

問診と触診

鵞足炎の診断で重要となるのが問診と触診です。

痛みの場所や種類、いつ痛みを感じるか?など細かく情報を集めます。

怪我の状態が鵞足炎の症状に合っていて、痛みの場所も膝の内側の場合は鵞足炎の可能性が高いと判断されます。

鵞足炎はシンスプリントと呼ばれる脛の内側に痛みが出る怪我と混同されることが多いですが、鵞足炎は脛の上部、シンスプリントは脛の下部に痛みが出ることが大きな違いになります。

レントゲン検査

レントゲンを撮ることで鵞足炎かどうか判断できるということではないのですが、症状の似ている脛骨の疲労骨折と区別するために使われることがあります。

すねの骨である脛骨の疲労骨折では鵞足炎と同じような場所が痛くなることがあり、痛みの種類も鈍痛で鵞足炎の症状と酷似しています。

疲労骨折の場合はレントゲン検査で異常が見つかる可能性があるので、鵞足炎か疲労骨折かを見極めるためにレントゲン検査が行われることもあります。

MRI検査

MRI検査もレントゲン検査と同様で、症状の似ている内側半月板損傷と区別するために行われることがあります。

膝の半月板を損傷している場合も膝の内側に痛みを感じることが多く、鵞足炎の症状と似ています。

MRI検査では半月板の損傷や鵞足に炎症があるかどうかを確認することができるので、より正確な診断を行うことができます。

鵞足炎の治療

鵞足炎をストレッチで治療する理学療法士

鵞足炎のように徐々に痛みが出る慢性障害では、痛みを軽減するよりも痛みのでない身体づくりが重要です。

筋トレやストレッチで痛みの出る原因を根本から改善しましょう。

練習量の調整

鵞足炎は筋肉のオーバーユースが主な原因です。

痛みが強い場合は一度練習量を減らして、痛みを抑えることが大切です。

無理して痛みを我慢しながら練習を続けると症状が悪化してしまうので、痛みの出ない範囲で練習に参加するようにしましょう。

理学療法

理学療法とはリハビリのことです。

鵞足炎の痛みを減らしながら、痛みの原因を改善することが大切です。

筋トレ

鵞足についている半腱様筋、薄筋、縫工筋を鍛えることで、鵞足にかかる負担を減らすことができます。

特にイーセントリック収縮と呼ばれる方法で筋肉を鍛えると、鵞足を引っ張るようなストレスに対しても効果的です。

また、中臀筋や大臀筋を鍛えることで、鵞足に負荷がかかる”膝が内に入る動き”を防ぐことも期待できます。

ストレッチ

筋トレ同様に、鵞足に付着する3つの筋肉をストレッチして柔軟性を高めるようにしましょう。

筋肉が高い伸張性を持っていると、筋肉が伸ばされたときに骨や腱にかかる張力を減らすことができます。

運動フォームの修正

ジャンプなどのスポーツ動作で、膝を曲げたときに膝が内側に入るクセがある人は、運動フォームの改善が効果的です。

膝を足首に対して真っ直ぐに曲げることができるようになると、鵞足への負荷を抑えることができるので、症状も治りやすくなります。

インソール

靴にインソールを入れるのも鵞足炎に対してよく行われる治療です。

特に扁平足などが原因で足底の内側にあるアーチが潰れていると、膝が内側に入って鵞足にストレスをかけてしまいます。

インソールで足底を支えてあげることで足首が安定し、鵞足への負担を減らすことができます。

手術

非常に稀ですが、鵞足炎が悪化したときには手術も選択肢のひとつとなります。

鵞足にある滑液包が炎症を起こして痛みが改善できない場合は、滑液包を切除してしまいます。

しかし、ほとんどの鵞足炎は手術なしで治療することができるので、手術は万が一の場合のみ行われます。

鵞足炎の予防

鵞足炎を予防するために筋トレをするアスリート

鵞足炎のような慢性障害は、一度痛みが治ってもしばらくして再発することが非常に多いです。

症状が改善したあとも予防に取り組むことで、鵞足炎の再発を予防することができます。

筋トレ

筋力トレーニングは治療だけでなく、予防の面でも大切です。

特に太ももや膝まわりのの筋力は、膝関節を安定させる役目があります。

大体四頭筋、ハムストリングス、内転筋などをしっかり鍛えて、膝への負担を軽減させましょう。

ストレッチ

柔軟性のある身体を維持することで、鵞足炎の再発を予防することができます。

中でもハムストリングスのストレッチを毎日継続し、鵞足にかかる張力を減らすことが大切です。

肥満解消

肥満は鵞足炎だけでなく、半月板や変形性膝関節症の原因にもなります。

適正体重を維持することは、鵞足炎の予防に加えて膝関節に関わる怪我全ての予防になるので、生活習慣から改善するようにしましょう。

鵞足炎まとめ

これまでの内容を簡潔にまとめます。

鵞足炎とは、膝関節下部内側にある鵞足が炎症する怪我です。

鵞足炎の症状
  •  膝内側の痛み
  •  運動による痛みの増加
  •  階段での痛み
  •  鵞足部の圧痛
鵞足炎の原因
  •  膝のオーバーユース
  •  ハムストリングスの硬さ
  •  不適切な運動フォーム
  •  肥満
  •  変形性膝関節症
鵞足炎の治療
  •  練習量の調整
  •  膝まわりの筋力強化
  •  下半身のストレッチ
  •  インソール
  •  手術
鵞足炎の予防
  •  膝の筋力強化
  •  下半身の柔軟性向上
  •  肥満改善

神戸三宮で鵞足炎の治療をお探しなら

神戸市中央区や三宮周辺で鵞足炎の治療をお探しなら、ライフロングにお任せください!

各三宮駅から徒歩3分というアクセスの良い店舗で、プロのスポーツトレーナーによる最新治療を受けていただけます。

”1ヶ月以上同じ病院や治療院に通っても良くならない”

”料金が少し高くても、プロの正しい治療を受けたい”

”痛みを一時的に軽減するのではなく、根本治療を目指したい”

ライフロングにはこのような理由で来店されるお客様が多いです。

鵞足炎の治療を行なっている他の病院や治療院と比較して、ライフロングにしかない長所をご紹介します。

実績あるトレーナー

ライフロングのトレーナーはヨーロッパで理学療法を修士課程まで学び、欧州サッカークラブ、国内プロバスケB.LEAGUE、そして東京オリンピックでも活躍した実績のあるプロのスポーツトレーナーです。

神戸の数ある治療院を探しても、スポーツ傷害の専門家から治療を受けられるのはライフロングだけです。

また、ライフロングでは経験豊富な代表が全てのお客様を治療いたします。トレーナーの当たり外れがないこともご利用者様に喜ばれています。

トレーナー紹介

経歴15年、国内外でスポーツ選手を治療してきたトレーナー

ライフロングの理学療法士である中尾優作

中尾 優作

英国保健機構公認理学療法士
ベルギー国公認理学療法士

イギリス&ベルギーで理学療法を学ぶ
ヨーロッパサッカークラブのトレーナー
帰国後はバスケ B.LEAGUEのトレーナー
2021年に地元神戸でライフロングを設立

  学歴

2010中京大学体育科学部
2013イーストロンドン大学理学療法科
2016ルーベン大学院理学療法修士課程

主な経歴

2011-12ブレントフォードFC(イングランドサッカー3部)
2013-15ワースランドベベレンFC(ベルギーサッカー1部)
2016三遠ネオフェニックス (B.LEAGUE)
2017滋賀レイクスターズ (B.LEAGUE)
2018-19サンロッカーズ渋谷 (B.LEAGUE)

New
2020東京オリンピックメディカルスタッフ

海外で学んだ最先端の治療で、1日でも早く痛みを改善します!

根本治療が前提の治療方針

治療で痛みを改善するのは当然ですが、痛みの根本的な原因を治療することが大切です。身体の痛みは、どこか別の部位が原因で発生することがほとんどです。

例えば鵞足炎の場合は、不適切な運動フォームや筋力バランスの悪さによって鵞足への負担が増えることが主な原因です。痛みを治療しても、痛みの元となる原因を取り除かないことには怪我が再発してしまいます。

ライフロングの治療方針は痛みの改善だけでなく、怪我の原因を根本から改善することです。痛みが出るたびに治療を受けるのではなく、痛くなる原因を完治させて痛みが再発しない身体を目指しましょう。

最先端治療

最先端医療を使った治療
ライフロングでは欧米で使用されている最先端治療を行なっています。海外の医学論文によって効果が実証された治療を行うことで、正しく効果的に怪我を治すことができます。

時間をかけた丁寧な施術

一度の治療で施術とリハビリをそれぞれ30分ずつ行います。一般的な病院や接骨院より治療時間が長いので、丁寧に時間をかけて治療して欲しいという方に喜ばれています。

再発予防までサポート

再発予防の運動指導を受ける患者
痛みを取るだけでなく、再発予防までしっかりお手伝いします。自宅で手軽に行える予防エクササイズをお教えしますので、リハビリを継続することで痛みの再発を防ぎます。

三宮駅から徒歩3分

各線三宮駅から徒歩3分というアクセスの良さから、遠方からも多くのお客様にご来店いただいています。仕事帰り、買い物ついで、部活終わりなど、ご自身のライフスタイルに合わせてご利用いただけます。

ライフロングのサービス

ライフロングで治療を受けていただく方は、怪我の種類や状態に合わせて2つのサービスから最適な治療を選んでいただけます。

コンディショニング

怪我をしてすぐの方に

手技+リハビリによる早期改善

運動療法

1ヶ月以上痛みが続く方に

運動で身体の問題を根本から改善

コンディショニング

膝の痛みに対する治療を行うトレーナー

コンディショニングは受傷後1ヶ月以内の怪我に対してより効果的な治療です。

初めに30分間の手技で痛みの原因を調べ、問題のある部位を治療します。

痛みを軽減した後は、30分間のリハビリで身体の正しい使い方を覚えて再発を予防します。

治療時間: 約60分 (施術+リハビリ)

1回/ 11,000円(税込)

運動療法

男性のスクワットを動作解析するトレーナー
運動療法は1ヶ月以上続く慢性的な痛みに効果的な治療法です。
動作解析によって身体の動きを分析し、痛みの原因を探し出します。
問題を改善するための専用リハビリメニューを作成し、1ヶ月間のパーソナルトレーニングによって痛みの原因を根本から治療します。

運動療法は月額会員制のサービスです。

月額/29,700円(税込)

運動療法には以下のサービスが含まれています。
  1.  問診/ヒアリング
  2.  身体チェック
  3.  動作解析
  4.  オーダーメイドメニュー作成
  5.  パーソナルトレーニング指導
  6.  予約不要で1ヶ月間施設利用

 

治療効果には絶対的な自信を持っているため、全額返金保証制度も兼ね備えています。どなたでも安心してご利用ください。

初めてのご利用には、無料相談&体験会をお勧めしています!

電話で問い合わせ

080-9746-8156

ホームページから問い合わせ

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スポーツトレーナーと理学療法士の知識を最大限活用し、1日でも早く身体の痛みを改善いたします。
病院や治療院では怪我が治らなかった患者さんも数多くご利用中です。
きっとお力になれますので、ぜひ頼ってください!

店舗情報

Lifelong(ライフロング)

〒651-0088
兵庫県神戸市中央区小野柄通5-1-12
樫野ビル201号室JR三ノ宮駅徒歩3分
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営業時間
月〜金 10:00-20:00 (19:00予約受付終了)
土     9:00-13:00 (12:00予約受付終了)
​※ 初回完全予約制​定休日
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>神戸三宮で身体の痛みを改善

神戸三宮で身体の痛みを改善

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