Oさんはテニスが原因で腰椎椎間板ヘルニアになってしまい、2年間も腰の痛みに悩まれていました。
再び大好きなテニスを再開するためにライフロングにて運動療法を開始。
9ヶ月以内での復帰を目標にしていましたが、4ヶ月で2年ぶりのテニス復帰を果たすことができたご感想を伺いました。

Oさん
- 2年前、テニスで腰痛を発症
- 徐々に痛みが増し、腰椎椎間板ヘルニアと診断
- デスクワークや朝起きたときに腰痛を感じる
- 再びテニスに復帰するのが目標
運動療法の目的
ヘルニアによる腰痛は2年間も続いていたので、”腰の痛みを改善して9ヶ月以内にテニスを再開する”ことを目標に、運動療法によるリハビリを開始しました。
ライフロングを選んだ理由
『自分でトレーニングをしようとして痛みがぶり返してしまったことがあるので、スポーツトレーナーさんに見てもらいながら運動ができるなら安心だと思いました。
また、ジムに通うペースを自分で無理のない範囲で決められるので、忙しくても続けられそうだと思いました。』
痛みを改善するために運動を行う人が多いですが、最も大切なのは”自分の身体に合った運動をする”ことです。
腰椎椎間板ヘルニアなどの慢性的な怪我の場合、ほとんどの人が筋肉の硬さや筋力の低下、左右の筋力バランスなどが原因で腰に負担がかかっています。
この原因を特定して改善しなければ、ヘルニアの痛みは治りません。
それどころか自分の身体に合わない運動をすると、かえって症状を悪化させることもあります。
運動はヘルニアの改善にとても効果的ですが、自分に合った運動を行うようにしましょう。
また、トレーニングの効果が身体に現れるまでに少し時間がかかります。
運動するジムを選ぶときには利便性、移動距離、費用などの視点から、”通いやすくて続けられそうなジム”を選ぶようにしましょう。
運動療法の感想
苦手な内容や身体の不調があるときには柔軟にメニューを変更してくださるのも大変助かります。』
同じトレーニングを続けていると、身体は次第に慣れてきます。
身体の状態や改善状況に合わせてメニューを変更しなければ、それ以上身体を良くすることはできません。
状況に応じて、その人に最も効果的な運動を提案する必要があります。
お尻と太ももの筋力が上がり骨盤が安定。背骨の曲がりが改善して腰への負担が軽減した。
腰痛の変化
Oさんはデスクワーク中心のお仕事なので、腰に負担をかけずにイスに座っていられる姿勢づくりを行いました。
イスに座っていると背中と腰が丸まりやすく、骨盤が後ろに傾きやすくなります。
骨盤の後傾はヘルニアの症状が出やすい姿勢なので、臀筋、ハムストリングス、腹横筋などの筋肉を鍛えて、骨盤が後傾しにくい身体を目指しました。
その結果、普段から正しい骨盤の位置を保てるようになり、日常生活で腰に痛みが出にくくなりました。
生活・趣味での変化
『長時間イスに座ることや、歯医者の治療台や美容院の洗髪台でじっとしていること、就寝中の寝返りなどが苦手でしたが平気になりました。またスポーツを再開することに不安があったのですが、何でも相談できるおかげで不安がかなり解消されました。』
身体の痛みを改善するときに大切なのが、”何をしているときに痛いか?”ということです。
Oさんの場合は特に座っていたり、長時間同じ姿勢でいるときに腰痛を感じていました。
そのため、座っているときでも腹圧が抜けないようにするリハビリや、長い時間でも正しい姿勢を維持するための筋トレなどをに取り組んでいただきました。
単純に痛みの軽減を目的とするのではなく、どうすれば日常生活で痛みを感じなくなるか?という考え方が大切です。
テニスを再開できた感想
『少しずつテニスを再開することができていて、テニス仲間とまた一緒にプレイできるのがとても楽しいです。
腰回りだけでなくテニスの動きに必要な筋力トレーニングもしていただいたので、フォームの改善などに活かしていきたいです。』
スポーツトレーナーの専門性はスポーツ動作への深い理解です。
病院や治療院での治療では、歩行や階段の登り下りなどの日常動作が問題なくできることを目的をしています。
そのため、スポーツ動作のような特殊で強度の高い動きに対するリハビリを専門的に行うことはできません。
怪我を治してスポーツ復帰したいと考える人は、できるだけスポーツを専門としている治療家を探すようにしましょう。
ヨーロッパで学んだ理学療法士による治療とリハビリをお試しいただきたい方は、ぜひ一度ご相談ください
腰椎椎間板ヘルニアについてより詳しく知りたいという方は、こちらをご参考ください。
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