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足首の捻挫|スポーツトレーナーによる治療とリハビリ|神戸三宮ライフロング

サッカーをしていて足首を捻挫した少年

足首の捻挫はスポーツで最も多くみられる怪我です。

このページでは神戸三宮で活動するスポーツトレーナーが、このようなお悩みを解決するための最新情報をまとめています。

  1.  足首の捻挫に関する最新情報を知りたい
  2.  足首捻挫の治し方を知りたい

このページの執筆者

中尾 優作 スポーツトレーナー/理学療法士
イギリスの大学、ベルギーの大学院で理学療法を学ぶ。国内外のプロスポーツクラブでトレーナーとして活動したのち、地元神戸でリハビリジム【ライフロング】を設立。トレーナー歴16年目。

主な活動場所

⚫︎ 欧州サッカークラブ
⚫︎ B.LEAGUE
⚫︎ 東京2020オリンピック

足首の捻挫は怪我の中でも軽視されやすく、「捻挫は治療しなくてもすぐに治る」と考える人も少なくありません。

しかし、捻挫を正しく治療しないと、足首に不安定感や慢性的な痛みなどの後遺症が残ってしまいます。

たかが捻挫と考えずに、適切な治療とリハビリで痛みの改善から再発予防までしっかり取り組みましょう。

この記事を読み終えると足首捻挫への理解が深まり、治すためには何が大切か?ということがわかるようになります。ぜひ正しい知識を身に付けて、1日でも早い痛みの改善に役立ててください。

神戸三宮のライフロングでは、経験豊富なプロスポーツトレーナーの施術とリハビリで、多くの人が足首の捻挫を完治させています。

15年以上の間、国内外のプロスポーツ選手を治療してきた実績がありますので、なかなか改善しない捻挫でお悩みの方はぜひご相談ください。

足首の捻挫とは?

捻挫をして足首を痛めた女性

足首の捻挫はスポーツ中の怪我だけでなく、日常生活でも頻繁に起こる怪我です。

そもそも”足首を捻挫する”とはどのような状態なのでしょうか?

 

身体には”靭帯”と呼ばれる組織があります。

靭帯は骨と骨を固定する役目を持つ軟部組織です。

骨同士を靭帯が程よい張力で支えているおかげで、関節は脱臼することなくスムーズに動くことができています。

靭帯はゴムのように伸縮性のある組織なので、ある程度伸ばされても傷つきませんが、あまりに強い力で伸ばされると損傷してしまいます。

このように、捻挫とは関節の可動域を超えたときに靭帯が損傷することを言います。

足首の捻挫=足首の靭帯損傷

足首捻挫の分類

捻挫を検査で分類する医師

足首の捻挫は、足首を捻った向きによって2種類に分けられ、3段階の重症度で表されます。

足首捻挫の種類

足首捻挫は足を内側にひねる”内反捻挫”と外側にひねる”外反捻挫”に分けられます。
足首の内反と外反運動を説明したイラスト

内反捻挫

最も一般的な捻挫で、足関節捻挫の80-90%は内反捻挫です。

足首の内反は内ひねりとも呼ばれ、地面に対して足首が内側に入る(小指側が地面に付き親指側が地面から離れる)ことで起こる捻挫です。

足首の外側にある靭帯が損傷し腫れてしまい、内側は骨同士の打撲が起こることが多いです。

外反捻挫

内反捻挫に比べると圧倒的に少ないですが、足首が外反方向に捻ることによって起こる捻挫です。

内反捻挫とは逆で、地面に対して足首が外に開く(親指側が地面に付き、小指側が地面から離れる)ことで起こる捻挫です。

足首内側の靭帯が損傷し腫れることが多く、外側に痛みが出ることは少ないです。

捻挫の重症度

足関節捻挫と言っても1週間ほどで良くなる軽度の捻挫から、松葉杖がないと歩けないような重度の捻挫まで様々です。

足首の捻挫は重症度別に1度から3度に分けられます。

  •  靭帯の軽度損傷
  •  少し痛みと腫れ
  •  関節の緩みはない
  •  体重をかけることができる
  •  完治まで1-3週間
  •  靭帯の部分断裂
  •  中程度の痛みと腫れ
  •  関節の不安定性
  •  体重をかけると痛い
  •  完治まで3-6週間
  •  靭帯の断裂
  •  強い痛みと大きな腫れ
  •  関節の不安定性
  •  体重をかけることができない
  •  完治まで数ヶ月

また、”痛いけど歩ける”というのは捻挫の重症度が低い、というわけではありませんので注意してください。
>> “歩けるけど痛い捻挫”って大丈夫なの?

足首捻挫の症状

捻挫した足首の症状を確認する陸上選手

足首を捻挫すると、以下のような症状が見られます。

足首の痛み

捻挫で最も多く見られる症状は痛みです。

足首を捻挫した場合はこのような場所に痛みを感じます。

  •  外くるぶしの周り
  •  内くるぶしの周り
  •  足首の前面
  •  足首の後面

足首の腫れ

足首を捻挫すると靭帯が損傷しますが、このときに周辺の毛細血管も傷ついてしまいます

毛細血管から血液が流れ出るので、痛めた靭帯の近くが腫れてしまいます。

腫れは痛みの出る場所と同じ場所にできやすいですが、特に外くるぶしの周辺が腫れやすいです。

あざ・内出血

捻挫で痛めた部位にはあざや内出血が見られることが多いです。

特に重度の捻挫によく見られ、くるぶしから足底にかけて皮膚が赤く変色します。

足関節の可動域低下

捻挫をすると、足首が思うように動かせなくなります。

可動域が低下する原因は主に2つあります。

  •  痛みが強くて動かせない
  •  腫れて関節が詰まる

可動域制限の強さは捻挫の重症度によって異なりますが、ひどいときには足首を全く動かせないときもあります。

足関節の不安定性

捻挫によって足首の靭帯が損傷すると、足関節が不安定に感じます。

捻挫をしていない足首と比べてゆるく感じたり、バランスが取りにくくなります。

足首捻挫の原因

足首捻挫の原因を知りたい男性

足首の捻挫は、さまざまな理由で足首を捻ってしまうことが原因で起こります。

それでは、足首を捻る原因にはどのようなものがあるのでしょうか?

地面への接地・着地

歩行時に足を地面につけた瞬間や、ジャンプをして着地する瞬間は捻挫が起こりやすいです。

特に捻挫の原因になりやすいのは、足が地面に着くときに、足の外側から接地した場合です。

足首は内側に捻りやすいので、足の外側に体重が乗ると内反捻挫の原因となります。

切り返し動作

スポーツ動作の中でも特に足首を捻挫しやすい動きは、切り返し動作です。

方向転換をするときや、急に止まって走る向きを変える瞬間に、体重は身体の外側にかかりやすく足首を捻る原因となりやすいです。

柔らかい地面

芝生やグラウンドなど、柔らかい地面でスポーツを行うと、捻挫をしやすいです。

地面が柔らかいと足首が不安定になりやすいので、足を捻る原因になってしまいます。

足首への外力

足首の捻挫は自分が動きだけが原因で起こるわけではなく、外的な要因によっても捻挫することがあります。

例えば、横から誰かに押されたときにバランスを崩し、とっさに足をついた瞬間に捻挫をしてしまった、という事例を見たことがあります。

他にも、サッカーボールが足首に当たったときに、ボールの勢いが強過ぎて足首を捻挫した選手もいました。

このように、外からの力が足首に加わることで捻挫をすることもあります。

捻挫をしやすい人

これらの原因に加えて、捻挫をしやすい人の特徴にも気をつけましょう。

足首を捻挫したことがある

一度捻挫をした足首は、再び捻挫をしやすいです。

捻挫で損傷した靭帯は元の状態よりもゆるくなってしまうことが多く、そのため足首は不安定になりやすいです。

捻挫をして足首が不安定になり、より捻挫をしやすい足首となってしまいます。

捻挫が完治する前に復帰する

足首を捻挫して治療やリハビリが完全に終わる前にスポーツに復帰してしまうと、再び同じ場所を捻挫しやすいです。

軽い捻挫だと痛みは数日でなくなることもありますが、”痛みがなくなる=痛めた靭帯が治る”ということではありません。

損傷した靭帯だけでなく、筋力や関節可動域を元に戻さないと、捻挫を再発する原因となってしまいます。

バランス感覚が悪い

片足で長時間立っていられない、ジャンプの着地でグラつくなど、バランス感覚が悪い人は足首を捻挫しやすいです。

スポーツや日常生活で不意にバランスを崩した時に、上手く足を出して身体を安定させることができないと、足を捻る原因になりやすいです。

疲労が溜まっている

特にスポーツ選手に言えることですが、身体に疲労が溜まっていると怪我をしやすいという研究データがあります。

同じように、試合の前半よりも後半、シーズンの初めよりも終盤戦で怪我が起きやすいです。

身体に疲労を感じる時は足首を捻挫しないように注意しましょう。

足に合わない靴・ハイヒール

例えば、自分の足よりも大きいサイズの靴を履くと、靴の中で足が動いてしまうので捻挫をしやすくなります。

また、ヒールの高い靴を履いていると常につま先立ちのような状態になるので、外から少しの力が加わるだけで内側に足を捻ってしまいます。

足首捻挫の多くは足が地面に着いた瞬間に起こる。接地のタイミングでいかに足首を安定させるかが重要。

足首捻挫の検査方法

女性の捻挫を検査する医者

足首の捻挫を検査するには以下のような方法があります。

問診・触診

捻挫の診断で最も一般的で大切なのが、問診触診です。

問診

足首の捻挫は「いつの間にか捻挫した」というケースは非常に少なく、捻挫した本人が足を捻ったことを覚えていることがほとんどです。

まず最初に、”足首の痛みは足を捻ったことが原因か?”ということを確認します。

触診

触診では痛みがどの部位にあるかを、実際に触って確認します。

足首の捻挫で痛めやすいのは以下の部分です。

  •  前距腓靭帯
  •  後距腓靭帯
  •  三角靭帯
  •  脛腓靭帯
  •  距骨下関節

これらの場所を直接触ることで、痛めた組織を特定します。

レントゲン検査

足首を捻挫した際に注意したいのが、骨折の見落としです。

足首を捻ると靭帯を損傷することが多いですが、重度の捻挫では骨折が起こることもあります。

骨折の有無を調べるにはレントゲン検査が必要なので、医療機関に受診しなければいけません。

オタワアンクルルール

足首を捻挫したときに、骨折の可能性が高いかどうかを確認することができるオタワアンクルルールという方法があります。

① まず初めに、図に書かれているA〜Dの場所を触ってみて、痛みがあるか確認します。

オタワアンクルルールの使い方を説明したイラスト
A 外果(外くるぶし)の後部下から6cm
B 内果(内くるぶし)の後部下から6cm
C 第5中足骨基部(小指の外側)
D 舟状骨

② 次に、”捻挫した直後に4歩歩くことができるか?”を確認します。

以上の5つのテストを行い、どれか1つでも痛みが出るようなら骨折の可能性が考えられるため、レントゲン検査を受けることが推奨されています。 

MRI検査

MRI検査は医療機関で行われる画像検査の中で最も高度な検査の一つです。

MRI検査ではレントゲンやCT検査では見ることができない靭帯や筋肉の損傷を確認することができます。

歩くことや、体重をかけることができないほど重度の捻挫をした場合は、MRI検査を受けることも考えてみましょう。

”いつもの捻挫”と思わず、骨折がないか確認しましょう。

足首捻挫の応急処置

足首の捻挫に限らず、怪我をしたらPEACE&LOVEという対処法を行うことが、最新医学では最適とされています。

※ 以前はRICE処置が応急処置に勧められていましたが、これは20年以上前の理論です。

PEACE&LOVE応急処置法

PEACE&LOVEという対処法は、怪我した直後の応急処置の”PEACE”と競技復帰に向けた”LOVE”に分けられます。

捻挫の応急処置”PEACE”

まずは応急処置のPEACEを説明します。

PEACEの頭文字を順番通りに処置することで、最適な応急処置を行うことができます。

  •  Protection(保護): 怪我した部位を動かさない
  •  Elevation(挙上): 怪我した部位を高く挙げる
  •  Avoid Anti-Inflammatories(抗炎症薬を避ける): 痛み止めやアイシングをしない
  •  Compression(圧迫): 弾性包帯で腫れを抑える
  •  Education(教育): 最適な対処法を患者に教える

捻挫から競技復帰までの”LOVE”

捻挫の応急処置が終わったら、競技復帰に大切なLOVEを行います。

こちらは復帰するためにどのようなことが必要か?をまとめているので、順番は気にしなくて大丈夫です。

  •  Load(負荷): 徐々に負荷をかける
  •  Optimism(楽観思考): 自信を持ち、前向きになる
  •  Vascularisation(血流増加): 血流を上げて回復を早める
  •  Exercise(運動): 身体機能を回復させる

アイシングや湿布は逆効果

少し前までは、怪我をしたらアイシングや湿布で腫れを抑えるのが当たり前でした。

しかし最近の医学では、腫れを抑えると組織の修復が遅くなると考えられています。

無理に腫れを小さくするのではなく、痛みのない範囲で関節を動かすことが最も早く正確に捻挫を治すことに繋がります。
 >> 足首の捻挫に湿布は逆効果!?最新医学に基づく足首捻挫の応急処置

捻挫直後の適切な応急処置は、怪我の治りを早め、後遺症が残る確率を低下させます。

足首捻挫の治療

足関節捻挫の治療を行う理学療法士

足首の捻挫を治療するときに重要なことは、怪我をしてからできるだけ早く治療を開始することです。

痛みのない範囲で足首を動かすことが、傷ついた組織の修復と早期復帰につながります。

足関節捻挫の主な治療法は以下のとおりです。

足関節の可動域訓練

足首を捻挫すると、腫れや痛みが原因で関節を思うように動かせなくなります。

しかし、関節を動かさないままにすると、組織の修復や腫れの治りが遅くなってしまいます。

痛みのない範囲で少しづつ動かすことで、徐々に関節の可動域を増やすことができます。

足首周りの筋トレ

捻挫をすると靭帯だけでなく、周辺の筋肉も損傷することが多いです。

足首の周辺についている筋肉を鍛えることで、足関節の安定性を回復させることができます。

特にふくらはぎの腓腹筋や下腿外側にある腓骨筋の筋トレが効果的です。

バランスエクササイズ

捻挫で足首を痛めると、関節内にある”固有受容器”という組織も同時に傷んでしまいます。

固有受容器は関節の位置を把握するための器官で、これが正常に機能しないとバランスが取りにくくなります。

捻挫をした後は、片足立ちなどのバランス系トレーニングを必ず行うようにしましょう。

足首捻挫のリハビリについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
>> 足首捻挫のリハビリテーション

スポーツ特有の練習

足首の捻挫から復帰するときは、日常生活で痛みを感じないことはもちろん、スポーツ動作でも痛みを感じないことを確認してから復帰しましょう。

足首を動かしたり、軽く体重をかけて痛みを感じなくても、ダッシュやジャンプでは痛みを感じることは多いです。

自分の行っているスポーツに必要な動作を100%でやってみて、痛みがなければ復帰してもいいという目安になります。

足首の捻挫をした後に練習復帰するには何を確認したらいいのか?については以下の記事で詳しく説明しています。
>> 足首の捻挫から競技復帰するための評価項目

手術

重度の捻挫の場合は靭帯が完全に断裂することもあります。

靭帯が切れた状態では関節が不安定になり過ぎて、スポーツを行うのが非常に危険になります。

そのような場合には、医師の判断で靭帯の再建手術を行うという選択肢も考えられます。

捻挫の治療に”安静”は必要ありません。痛みのない範囲で動かし、適切な負荷をかけることが最善の治療です。

足首捻挫の再発予防

足首の捻挫に効果的なテーピング

足首の捻挫はとても再発率の高い怪我です。

捻挫を再発しないためにも、必ず予防に取り組みましょう。

十分なウォーミングアップ

運動をする前に時間をかけて身体の準備を整えましょう。

入念なウォーミングアップを行うことで、関節の可動域や筋温が上昇します。

身体の準備ができている状態だと、足首の安定性やバランス能力が向上し、捻挫の予防に繋がります。

足首の筋力強化

捻挫が治ったあとも、引き続き足首の筋トレを継続することが捻挫の予防に効果的です。

足首の筋肉が正しく機能すると、万が一足を捻りそうなときも足関節を固定し、捻挫を防いでくれます。

バランス力の向上

捻挫をした後は、痛めた靭帯や筋力の回復に比べて、バランス力の回復が遅れやすいです。

捻挫を予防するためには、引き続きバランス系のエクササイズに取り組み、逆足と同じくらいバランスが取りやすくなるまでリハビリを継続しましょう。

適切な運動靴を履く

靴を選ぶときは見た目で選んだり、自分の好きな選手と同じ靴を履きたくなると思います。

しかし、スポーツを行うならデザイン性よりも自分の身体に合った靴を選ぶことが重要です。

捻挫予防のためにも、自分の足に合わせて靴を選びましょう。

テーピングやサポーター

テーピングやサポーターも捻挫の予防に効果的です。

サッカーやバスケなど、捻挫をしやすい競技のプロスポーツ選手では、ほとんどの選手が予防目的でテーピングを巻いています。

テーピングは消耗品のため費用が掛かってしまうので、必要に応じてサポーターを使用することも効果的な予防になります。

足首の捻挫は非常に再発率の高い怪我です。必ず再発予防に取り組みましょう。

足首捻挫の後遺症

足首捻挫の後遺症に悩む女性ランナー

足首の捻挫は正しい治療とリハビリを受けないと後遺症が残ってしまうことがあります。

捻挫は”軽い怪我”と考えられることが多いですが、後遺症に苦しまないためにも最適な治療を受けてください。

足首捻挫の後遺症には以下のような症状があります。

慢性的な痛み

捻挫で傷ついた靭帯や軟部組織を正しく治療しないと、瘢痕組織と呼ばれるかさぶたのようなものが残り、完治しないまま治癒過程が終わってしまうことがあります。

身体にとって必要のない瘢痕組織が体内に残り続けることで、足首に慢性的な痛みが残ることがあります。

慢性的な腫れ

捻挫をすると足首が腫れることがほとんどですが、正しい治療を行わないと痛みがなくなったあとも腫れだけ残り続けることがあります。

特に、アイシングや抗炎症薬を使って無理矢理腫れを引かせようとしたときに、慢性的な腫れが起こりやすいです。

足首の不安定性

捻挫の応急処置で適切に足首を固定しなかったときに、足首が不安定なまま捻挫が治ってしまうことがあります。

捻挫した直後で足首に不安定性がみられるときは、正しい関節位置で固定することが重要です。

関節症・骨棘

足首を繰り返し捻挫してしまうと、捻挫をする度に足関節内で骨同士がぶつかるようになります。

骨同士が衝突すると、骨の表面にある関節軟骨が少しづつ削れてしまい、関節症の原因となります。

また、骨の衝突は骨棘と呼ばれる骨の変形の原因にもなり、足関節インピンジメント症候群のような怪我につながることもあります。

多くのプロ選手も捻挫の後遺症に苦しんでいます。たかが捻挫と考えずに、完治するまで正しい治療とリハビリを続けましょう。

足首の捻挫まとめ

これまでの内容を簡潔にまとめます。

足首の捻挫とは、足首を捻り靭帯を損傷する怪我です。

足首捻挫の症状
  •  足首の痛み・腫れ
  •  あざ・内出血
  •  足関節の可動域低下
  •  足関節の不安定性
足首捻挫の原因
  •  地面への着地
  •  切り返し動作
  •  柔らかい地面
  •  足首への外力
  •  過去の捻挫歴
足首捻挫の治療
  •  足首の可動域訓練
  •  足首の筋トレ
  •  バランスエクササイズ
  •  スポーツ動作の練習
  •  手術
足首捻挫の予防
  •  十分なウォーミングアップ
  •  足首の筋力強化
  •  バランス力の向上
  •  適切な運動靴
  •  テーピング・サポーター

神戸三宮で足首捻挫の治療をお探しなら

神戸市中央区や三宮周辺で足首捻挫の治療をお探しなら、ライフロングにお任せください!

各三宮駅から徒歩3分というアクセスの良い店舗で、プロのスポーツトレーナーによる最新治療を受けていただけます。

”1ヶ月以上同じ病院や治療院に通っても良くならない”

”料金が少し高くても、
プロの正しい治療を受けたい”

”痛みを一時的に軽減するのではなく、
根本治療を目指したい”

ライフロングにはこのような理由で来店されるお客様が多いです。

足首捻挫の治療を行なっている他の病院や治療院と比較して、ライフロングにしかない長所をご紹介します。

実績あるトレーナー

ライフロングのトレーナーはヨーロッパで理学療法を修士課程まで学び、欧州サッカークラブ、国内プロバスケB.LEAGUE、そして東京オリンピックでも活躍した実績のあるプロのスポーツトレーナーです。

神戸の数ある治療院を探しても、スポーツ傷害の専門家から治療を受けられるのはライフロングだけです。

また、ライフロングでは経験豊富な代表が全てのお客様を治療いたします。トレーナーの当たり外れがないこともご利用者様に喜ばれています。

トレーナー紹介

経歴15年、国内外でスポーツ選手を治療してきたトレーナー

ライフロングの理学療法士である中尾優作

中尾 優作

英国保健機構公認理学療法士
ベルギー国公認理学療法士

イギリス&ベルギーで理学療法を学ぶ
ヨーロッパサッカークラブのトレーナー
帰国後はバスケ B.LEAGUEのトレーナー
2021年に地元神戸でライフロングを設立

 

  学歴

2010中京大学体育科学部
2013イーストロンドン大学理学療法科
2016ルーベン大学院理学療法修士課程

主な経歴

2011-12ブレントフォードFC
(イングランドサッカー3部)
2013-15ワースランドベベレンFC
(ベルギーサッカー1部)
2016三遠ネオフェニックス (B.LEAGUE)
2017滋賀レイクスターズ (B.LEAGUE)
2018-19サンロッカーズ渋谷 (B.LEAGUE)

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2020東京オリンピック
メディカルスタッフ

 
 
海外で学んだ最先端の治療で、1日でも早く痛みを改善します!

根本治療が前提の治療方針

治療で痛みを改善するのは当然ですが、痛みの根本的な原因を治療することが大切です。身体の痛みは、どこか別の部位が原因で発生することがほとんどです。例えば足首捻挫の場合は、捻挫の痛みだけでなく、捻挫の原因となる足首の可動域やバランス能力まで改善を目指します。痛みを治療しても再発予防まで徹底しないことには、また足首を捻挫してしまう可能性があります。

ライフロングの治療方針は痛みの改善だけでなく、怪我の原因を根本から改善することです。怪我をするたびに治療を受けるのではなく、同じ怪我が再発しない身体を目指しましょう。

最先端治療

最先端医療を使った治療
ライフロングでは欧米で使用されている最先端治療を行なっています。海外の医学論文によって効果が実証された治療を行うことで、正しく効果的に怪我を治すことができます。

時間をかけた丁寧な施術

一度の治療で施術とリハビリをそれぞれ30分ずつ行います。一般的な病院や接骨院より治療時間が長いので、丁寧に時間をかけて治療して欲しいという方に喜ばれています。

再発予防までサポート

再発予防の運動指導を受ける患者
痛みを取るだけでなく、再発予防までしっかりお手伝いします。自宅で手軽に行える予防エクササイズをお教えしますので、リハビリを継続することで痛みの再発を防ぎます。

三宮駅から徒歩3分

各線三宮駅から徒歩3分というアクセスの良さから、遠方からも多くのお客様にご来店いただいています。仕事帰り、買い物ついで、部活終わりなど、ご自身のライフスタイルに合わせてご利用いただけます。

お客様の捻挫改善例

神戸市中央区 10代女性

足首を捻挫した女の子
足首捻挫の治療を受けた口コミ評価

神戸市中央区10代男性

足首捻挫を治してバスケをする男の子
捻挫治療の感想

神戸市兵庫区20代男性

捻挫したサッカー選手
足首捻挫のリハビリを受けた感想

神戸市中央区50代女性

怪我が治って笑顔になった女性
足首の捻挫に対する治療効果のレビュー
※ 治療効果には個人差があります。

ライフロングのサービス

ライフロングで治療を受けていただく方は、怪我の種類や状態に合わせて2つのサービスから最適な治療を選んでいただけます。

コンディショニング

怪我をしてすぐの方に

手技+リハビリによる早期改善

運動療法

1ヶ月以上痛みが続く方に

運動で身体の問題を根本から改善

コンディショニング

膝の痛みに対する治療を行うトレーナー

コンディショニングは受傷後1ヶ月以内の怪我に対してより効果的な治療です。

初めに30分間の手技で痛みの原因を調べ、問題のある部位を治療します。

痛みを軽減した後は、30分間のリハビリで身体の正しい使い方を覚えて再発を予防します。

治療時間: 約60分 (施術+リハビリ)

1回/ 11,000円(税込)

運動療法

男性のスクワットを動作解析するトレーナー
運動療法は1ヶ月以上続く慢性的な痛みに効果的な治療法です。
動作解析によって身体の動きを分析し、痛みの原因を探し出します。
問題を改善するための専用リハビリメニューを作成し、1ヶ月間のパーソナルトレーニングによって痛みの原因を根本から治療します。

運動療法は月額会員制のサービスです。

月額/ 29,700円(税込)

運動療法には以下のサービスが含まれています。
  1.  問診/ヒアリング
  2.  身体チェック
  3.  動作解析
  4.  オーダーメイドメニュー作成
  5.  パーソナルトレーニング指導
  6.  予約不要で1ヶ月間施設利用

 

治療効果には絶対的な自信を持っているため、全額返金保証制度も兼ね備えています。どなたでも安心してご利用ください。

初めてのご利用には、
無料相談&体験会をお勧めしています!

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スポーツトレーナーと理学療法士の知識を最大限活用し、1日でも早く身体の痛みを改善いたします。
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きっとお力になれますので、ぜひ頼ってください!

店舗情報

 

Lifelong(ライフロング)

〒651-0088
兵庫県神戸市中央区小野柄通5-1-12
樫野ビル201号室

JR三ノ宮駅徒歩3分
神戸三宮駅(阪神)徒歩3分
三宮駅(ポートライナー)徒歩3分

営業時間
月〜金 10:00-20:00 (19:00予約受付終了)
土     9:00-13:00 (12:00予約受付終了)
​※ 初回完全予約制​

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​日・祝日

 
 
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  • 2022年6月28日

オタワアンクルルールとは?詳しい使い方と注意点を紹介

オタワアンクルルール(Ottawa Ankle Rules)は、足首の痛みに対して”骨折の疑いがあってレントゲン検査を行う必要性があるか?”を調べるための方法です。 足部を怪我したときに、その場で道具も必要なく、簡易的な骨折の検査ができることが最大のメリットとなっています。 この記事では、オタワアンクルルールの説明と使い方、そして注意点まで全て解説しています。 ① オタワアンクルルールとは? ② オタワアンクルルールの使い方 ③ オタワアンクルルールの注意点 本記事は海外で理学療法を学んだプロのスポーツトレーナーが執筆しています。 このページの執筆者 中尾 優作 スポーツトレーナー/理学療法士 […]

  • 2022年4月6日
  • 2023年6月27日

足首捻挫のリハビリテーション

足首を捻挫したあとは、治療だけでなくリハビリを行うことがとても重要です。 正しいリハビリを受けないと足関節がゆるくなってしまい、捻挫グセや後遺症が残りやすくなります。 この記事ではプロのスポーツトレーナーが、足首を捻挫したときに最適なリハビリのメニューを、リハビリを行う意味や目的も合わせて紹介しています。 最後まで読むとこのようなお悩みを解決することができます。  足首捻挫のリハビリメニューを知りたい  足首を捻挫したときになぜリハビリが必要か知りたい このページの執筆者 中尾 優作 スポーツトレーナー/理学療法士 イギリスの大学、ベルギーの大学院で理学療法を学ぶ。国内外のプロスポーツクラブで […]

  • 2021年12月20日
  • 2021年12月22日

NBAの過去11年間における怪我の発生率と傾向【バスケ選手】

今回紹介する論文は2021年に発表された、アメリカのバスケ、NBAで過去11年間に発生した怪我と病気の発生率と傾向を調べた研究です。 この11年間に起こった怪我と病気は合計で5275例。この怪我の部位、重症度、受傷日など詳細なデータを集めて分析した論文です。 非常に膨大な情報が一つの論文にまとめられているので、チームスポーツにおける傷害予防や選手のコンディション管理に役立つ内容となっています。 最初に結論をお伝えしますが、論文ではこのような分析結果が報告されました。  最も多い怪我は足首、次に膝  重症度の高い怪我が多いのは膝  ポジションによる怪我の差はない  シーズン後半に向けて怪我が多く […]

  • 2021年10月7日
  • 2022年3月7日

足関節前方インピンジメント症候群における骨棘切除術の有効性

今回紹介する文献は2018年に発表された、足首のインピンジメント症候群に関する論文です。 この論文は足関節前方インピンジメント症候群に対する骨棘切除術が機能的、構造的にどのような効果をもたらすか?を調査しています。 結論は以下のとおりです。 足関節機能の向上 ➡︎ 3種類のテスト全て向上 足関節背屈可動域の改善 ➡︎ 約2倍に(13° → 25.9°) 骨棘の再形成なし 足関節前方インピンジメント症候群に対する手術療法は高い効果を見込め、後遺症などの心配も少ないようです。 インピンジメント症候群による足関節の痛みを取り除き、機能を回復させる手段として、選択肢に入れて […]

  • 2021年7月12日
  • 2022年4月6日

足首の捻挫から競技復帰するための評価項目

今回紹介する論文は”Return to sport decisions after an acute lateral ankle sprain injury: introducing the PAASS framework—an international multidisciplinary consensus”です。 足首の捻挫に関する論文は数多く発表されていますが、”捻挫から競技復帰する際の評価基準”に焦点を当てた論文は見かけたことがありません。 FIFAのメディカル部門がこの論文を紹介していたので読んでみましたが、非常に興味深かったです。 世界中の有識者119名へ […]

  • 2021年6月26日
  • 2022年3月7日

湿布は逆効果!?最新医学に基づく捻挫の応急処置

スポーツに限らず、日常生活でも足首の捻挫はよく起こる怪我です。 足を捻ったときは病院で診察してもらって湿布をもらう、これが当たり前になっている人も多いかと思います。 しかし、最新医学に基づいた応急処置では、捻挫に湿布は逆効果とされています。 痛めた足首を治すどころか、回復を邪魔するとさえ言われています。 この記事では湿布の効果と、湿布がどのように怪我の回復に影響するかを説明しています。 この記事は海外サッカー、B.LEAGUE、2020東京オリンピックでも活動する理学療法士のスポーツトレーナーが執筆した信頼できる記事です。 捻挫に対する湿布の効果 まずは湿布の効果を簡単に説明します。 湿布は医 […]

>神戸三宮で身体の痛みを改善

神戸三宮で身体の痛みを改善

身体の痛み、怪我の治療でお困りでしたら、まずはお気軽にご相談ください。海外で学んだ運動療法をもとに、一人一人の身体に合わせた専用プログラムで改善へと導きます。痛みに悩まされず、健康な身体で人生を今まで以上に楽しんでください。

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