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Case Study 症状別事例

2024.06.04

インタビュー

『こんなに健康だと感じたことは今までにない』運動療法による原因不明の痛み改善の感想

執筆中尾 優作(理学療法士/プロスポーツトレーナー)

ヨーロッパの大学、大学院で理学療法を学ぶ。欧州サッカー、日本のB.LEAGUEでトレーナーとして活動したのち、地元神戸三宮にメディカルフィットネスジム【Lifelong】を設立。専門は"病院で治らなかった身体の痛み"のリハビリ。

Jさんは2年前から身体のあちこちに原因不明の痛みを感じるようになりました。

右肩、腰、右股関節、両膝など、運動をするときだけでなく日常生活でも痛みを感じることが多く、病院に行って検査を受けても何も問題ないと言われて病名もつきませんでした。

Jさんは昔から身体を動かすのが好きで、以前は週6でジムに通っていたほどです。

しかし、身体中に痛みを感じるようになってから思うように身体を動かすことができないことに困り、また以前のように自分の好きなだけ痛みなく動きたいという目的で、当店にご相談いただきました。

Jさんの身体を確認すると、痛みを感じるそれぞれの部位にこれといって悪いところはなく、筋肉のバランスや動き方の問題が痛みの原因だと考えました。

大きな筋肉を使いすぎる特徴があったので、小さな筋肉も上手に使えるようにし、筋力の左右差やバランスも整えました。

すると1ヶ月も経たないうちに身体中の痛みは軽減し、痛みなくできる運動も徐々に増えていきました。

今では腕立て伏せや懸垂にも挑戦できるまで回復し、好きなだけ運動を楽しんでいるJさんに運動療法の感想を伺いました。

Jさん

  • 身体中に原因不明の痛み
  • 病院で検査しても問題は見つからず
  • 日に日に運動量が落ちている
  • 以前のように好きなだけ痛みなく運動したい

Lifelongの利用目的

身体中の強い痛みに悩まされていて、2年ほど前からカイロプラクティックに通っていました。
多少は役にたったけど、数日おきに通わないといけなかった。
そして、何度通っても同じ症状が数日後に現れるから、通っても意味がないと気づいたの。
ちょうどその頃新しい友人ができて、あるとき彼女が写真を見せてくれたの。
背骨の矯正をした前後の写真だったけど、その変化にとても驚いて「整体に行ったの?」って聞いたら「理学療法士に診てもらってる」と言われてすごくピンときた。
彼女がしているのは運動だけで、それこそまさに私が探していたものだった。
それがここに来た理由。それが最善の解決策だと思っていて、そしてそれは実際に最良の解決策になった。
中尾 優作
中尾 優作
Jさんは身体中にある原因不明の痛みでお悩みでした。
病院に行っても特別な診断名はなく、痛みが日常生活や趣味を大きく制限していました。
初めて身体をチェックしたときに、身体の前面にある筋肉の硬さと強さ、後面にある筋肉の緩さと弱さという特徴に気づきました。
Jさんの目標は身体の痛みを減らすだけでなく、昔と同じようなレベルで運動を楽しむことでした。
そのため、一時的に痛みを軽減するような治療方法ではなく、身体の弱い筋肉を鍛え、硬い関節を動かすことで身体自体を変化させ、痛みが出ないようなバランスの整った身体づくりを目指しました。

運動療法の感想

ここに通い始めて、確か1ヶ月くらいで身体の変化を感じた。
身体中に感じていた痛みが徐々に減っていき、数ヶ月の間に運動の目的が変わっていった。
最初ここに来た理由は常に痛みがあったから。だから最初の数ヶ月は骨や関節を支える筋肉の強化に取り組んだ。
そして痛みがなくなったから、今は違った目標を持っている。
今の目標は身体の強化、そして理想的な身体を手に入れること。それが今までずっとやりたかったこと
今の身体は怪我する前よりも良い状態だし、こんなに健康だと感じたことは今までにないくらい。
中尾 優作
中尾 優作
初めは身体のあちこちに痛みを感じていました。特別な診断を受けていたわけでもないので、痛みの原因は何かの組織が傷んでいるのではなく、身体の動かし方に問題があると考えました。
実際に身体を見てみると、Jさんは大きな筋肉は上手に使えていましたが、関節を安定させるような小さな筋肉は上手く使えず、機能していない状態でした。
また、身体の左右差やバランス感覚にも課題が多く見られたので、上手く使えていない筋肉を動かし、左右均等に身体を動かせるようになることを目標としました。
リハビリを続けると、1ヶ月もしないうちに痛みは軽減し、できる動きの種類も増えていきました。
本人も”もっと身体を強くしたい”という希望があったので、少しずつ運動強度を上げていき、今では腕立て伏せや懸垂にも挑戦できるまで回復しました。

日常生活での変化

この痛みが出る前は週に6日ジムに通っていたし、たくさん走っていた。そんなアクティブな生活をとても楽しんでいた。
でも痛みが出てからは徐々に運動する機会が減って、週に2回くらいになってしまった。
だから少しずつ良くなって本当に嬉しかった。
そして今ではほぼ毎日ジムに通い、また走ることを楽しんでいる。
そして実際身体に対する感覚はずっとずっと良くて、怪我をする前の状態と比べても全然良い。より強く、速くなった。
そしてこの感覚が本当に恋しかった。
なんと言えばいいかわからないけど、”これが自分の身体だ”という感覚。
強く、たくましく、やりたいことが何でもできる。
この感覚が大好きなんだ。
中尾 優作
中尾 優作
目標としていたアクティブな生活を楽しんでもらえていることが私も嬉しいです。
今ではより難しいトレーニングに挑戦してもらっていて、さらに他のジムにも通い始めるまで元気になられました。
このような身体の変化は、運動療法ならではの効果だと思います。
誰かに頼るだけの治療方法、例えばマッサージや電気治療をしていても、身体自体を大きく変えることは難しいです。
自分自身で筋肉を鍛え、正しい動き方を練習することがより大きな変化を身体にもたらしてくれます。

今後の目標

将来の目標は、今は全く想像できないかも。
いつもサクさんが自分ではできないと思うことも背中を押して挑戦させてくれる。
例えば、腕立て伏せや補助有りの懸垂ができるようになるとは思ってもいなかった。
新しい目標の一つはフィットネスモデルのようになりたいと思う。筋肉があってたくましい、完璧なボディになりたいかな。もっと痩せて腹筋も割りたい。もうちょっとだけね。
少し先の目標としてはヨガのあるポーズをしたい。カラスのポーズと、出来れば倒立もやりたい。
それが今の目標かな。そのために体幹を鍛えてて、手首と腕もこれから鍛えていきたい。
この目標ができるようになると、とても嬉しい。
中尾 優作
中尾 優作
身体に痛みがあるときは、明るい将来を想像することが難しいです。
Jさんも最初相談に来られたときは笑顔も少なく、常に落ち込んでいるような状態でした。
身体の痛みが軽減し、できることが増えていくにつれて、笑顔も増えて”次はこれができるようになりたい!”と次第に前向きになっていきました。
身体の痛みを取り除くことによって、精神的にも人はこんなに元気になってくれるんだと、私自身も非常に嬉しくなりました。

経験豊富な理学療法士による治療とリハビリを試されたい方は、ぜひ一度ご相談ください

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