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Case Study 症状別事例

2026.01.20

インタビュー

『産後2年間続いた原因不明の痛みが、日常生活に出なくなるまで改善』産後不調に対するリハビリの感想

執筆中尾 優作(理学療法士/プロスポーツトレーナー)

ヨーロッパの大学、大学院で理学療法を学ぶ。欧州サッカー、日本のB.LEAGUEでトレーナーとして活動したのち、地元神戸三宮にメディカルフィットネスジム【Lifelong】を設立。トップアスリートを始め、"病院で治らない痛み"に悩む人にワンランク上のリハビリを提供する。

Eさんは娘さんの出産後2年以上も腰と足に痛みを感じるということで相談に来られました。

病院に行っても原因不明と診断され、整体やカイロプラクティックに通っても一時的な痛みの軽減しかありませんでした。

子育てと家事で日常的に腰の痛みを感じ、子供の抱っこやキッチンでの作業が苦痛に感じていました。

ライターという仕事のため、長時間パソコンの前に座ることが多いですが、座っている姿勢でも腰と股関節に痛みを感じるので、仕事の量をセーブしなければならないほどでした。

出産の影響もあってか、反り腰と骨盤の前傾姿勢がとても強く腰に負担をかけるだけでなく股関節の動きを制限していることが痛みの根本的な原因だと考えられました。

運動療法では腹筋やお尻の筋肉を鍛えて反り腰を和らげ、骨盤を後ろ向きに傾けるように姿勢のバランス調整を目的にしました。

週1回の頻度で通っていただきましたが、数ヶ月後には順調に痛みの改善が見られました。

クリスマスディナーの用意で長時間キッチンに立っても痛みを感じず、アメリカに帰国する際の15時間を超える飛行機移動でも痛みが出ることはありませんでした。

2年間続いた身体の不調を改善したEさんに、Lifelongで行った運動療法の感想をお話しいただきました。

Eさん

  • 産後から腰と足に痛みを感じる
  • 2年経っても痛みがある
  • 整体やカイロで改善しなかった
  • 身体を動かすことが好きだったので、出産前の状態に戻りたい

Lifelongの利用目的

ここに通い始めたきっかけは、娘の出産を終えてから腰や足に痛みを感じるようになったからです。
痛みは日常生活に支障をきたすほどだったので、何かしなければと思い、運動療法を試してみたいと考えました。
中尾 優作
中尾 優作
Eさんは娘さんを出産されてから、2年間続く腰と足の痛みでご相談に来られました。
病院に行っても原因不明と診断され、整体でも一時的にしか楽にならなかったそうです。
日常的に家事や子育てをする際に痛みを感じ、ライターという仕事柄、パソコンの前で長時間座らなければいけないので、仕事量をセーブしながら働いているという状況でした。

Lifelongを選んだ理由

Lifelongを選んだのは、以前カイロプラクティックに通って多少楽にはなりましたが、痛みが完全に取れることはなかったという経験からです。
自分の体をもっと強くして、一時的に良くなるだけじゃなく、根本的に良くしたいと思いました。
それで運動療法と理学療法が受けられる場所を探して、Lifelongを見つけました。
本当に嬉しかったのがサクさんが英語を話せるということでした。
それがとても安心できたので、ここを選んだ大きな理由のひとつです。
中尾 優作
中尾 優作
カイロプラクティックなどの手で行う治療は、即効性がありますが効果が長続きしにくいです。
特にEさんのような2年以上続く慢性的な痛みに対しては、運動で不調の原因を元から正すことが大切です。
一時的に痛みを軽減させるのではなく、痛みの原因を取り除くことで、痛くならない身体をつくることを目的にします

身体の変化

どのエクササイズもすごく良かったです。
毎週、自分の体や状態に合わせた運動プログラムを用意してもらえて、とてもありがたかったです。
少し時間が経って体がそのエクササイズに慣れてくると、プログラムを新しくして少し難しいメニューにしてくれます。
それで無理なく段階的に体を強くすることができて、本当に助かりました。
どのエクササイズも自宅でも続けたいと思えるものばかりなので、これからも続けていきたいと思います。
中尾 優作
中尾 優作
身体の痛みに対して”この運動さえすれば治る”ような魔法のメニューはありません。
その時その時の状態に合わせて、必要な運動を行うことが重要です。
また、同じメニューをやり続けても、身体が慣れてしまったらそれ以上の改善は期待できません。
身体が慣れて運動が簡単に感じるようになったら、負荷を上げるか、別の運動に変える必要があります。
Eさんはまだ娘さんが小さかったこともあって頻繁に通うことは難しかったので、ご自宅でもできるような運動メニューを選ぶことで運動頻度を増やすこともできました。

運動療法の感想

運動の効果は本当に良かったです。
最初ここにきた時にとてもシンプルな2つの目標を決めました。
1つ目はキッチンでの作業を長時間、立ってできるようになることでした。
ただキッチンで立って料理や片付けをしているだけで、腰がすごく痛くなってしまっていたからです。
2つ目の目標は長時間の国際フライトで痛みが出ないようにすることでした。
ちょうど先月、アメリカから帰るときに長い国際フライトに乗りましたが、そのときは体の調子が前よりとても良くてほとんど痛みを感じませんでしたし、痛み止めも飲まずに大丈夫でした。
それが本当にありがたかったです。
そして気づいたのが、キッチンにも長く立てるようになりました。
途中で休憩を取らなくても腰が痛くならなくなりました。
最初に掲げていた2つの目標が達成でき、体の調子もとても良くなったので本当に感謝しています。
サクさんそしてスタッフの皆さん
本当にありがとうございます
中尾 優作
中尾 優作
Eさんの腰痛と股関節の痛みは過度の反り腰が原因のようでした。
反り腰によって腰の筋肉が硬くなり、腹筋は機能が低下していました。
同時に、骨盤が前に傾いてしまい、股関節の前方が詰まって関節の可動域に制限がかかっていました。
運動療法では、腹筋やお尻、太ももの裏の筋肉を鍛えて骨盤を後方に傾けることで、反り腰の改善を目指しました。
筋力強化と合わせて股関節の可動域を増やし、股関節の詰まりを解消しました。
結果として2年以上続いていた身体の痛みは軽減し、痛みのない生活を取り戻すことができて嬉しく思います。

産後不調痛のリハビリ方法

Eさんは昔から強い反り腰をお持ちだったこともあり、出産と重なって腰への負担が増加していました。

育児は前屈みになる機会が多く、特にお子さんが小さいうちは頻繁に抱っこをすることでも腰に影響を与えます。

Eさんはもともと反り腰姿勢だったので、子供を抱っこするときに腰を大きく反るクセがありました。

加えて、腰を反ると自然と骨盤が前傾してしまうため、股関節に骨盤が覆い被さってしまって股関節に詰まる感覚が出ていました。

腰と股関節にかかっている負担を軽減するため、腹直筋や大臀筋、ハムストリングスを鍛えて骨盤を後傾方向に動かすことを目指しました。

骨盤の後傾位を維持できるようになることで、股関節の可動域も改善し、股関節前面の詰まり感も解消されていきました。

骨盤が過度な前傾姿勢から本来あるべき正しい位置(ニュートラルポジション)に戻ることで、腹筋や背筋などの体幹部を支える筋肉がうまく働くようになり、長時間の座位や立位姿勢でも腰を支え続けられるようになりました。

”骨盤矯正”のような一見正しそうに聞こえる言葉に惑わされず、身体を正しくチェックしてリハビリを行うことで、出産後の不調も改善することができます。

今後の目標

次の目標は有酸素運動に挑戦することです。
体が以前より強くなってきたと感じていて、特に筋肉がしっかりしてきました。
またランニングも再開したいと思っているので、いずれはハイキングにも挑戦したいです。
そして、そういうことを家族と一緒に楽しめるとより嬉しいです。
中尾 優作
中尾 優作
痛みが出る前は身体を動かすことが大好きだったそうなので、以前のように思う存分運動を楽しんでいただきたいです。
これからは家族皆さんでアクティブな趣味を見つけられると良いですね。

一人一人の身体に合わせた専門的なリハビリを試されたい方は、ぜひ一度ご相談ください

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