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Case Study 症状別事例

2023.09.21

インタビュー

『諦めかけたテニス復帰が現実的な目標に』アキレス腱断裂に対するリハビリの感想

執筆中尾 優作(理学療法士/プロスポーツトレーナー)

ヨーロッパの大学、大学院で理学療法を学ぶ。欧州サッカー、日本のB.LEAGUEでトレーナーとして活動したのち、地元神戸三宮にメディカルフィットネスジム【Lifelong】を設立。専門は"病院で治らなかった身体の痛み"のリハビリ。

関根さんはテニス中にアキレス腱を断裂して再建手術を受けたあと、病院で5ヶ月間もリハビリに通っているのに普通に歩くことすら難しいという理由でご利用いただきました。

ライフロングで運動療法を開始してから2ヶ月で普通に歩けるようになり、4ヶ月経った頃にはジョギングを開始、今では少しずつですが、再びラケットを持ってテニスができるまで回復。

一度は諦めかけてしまったテニスができるようになるまでの感想を伺いました。

関根さん

  •  テニス中にアキレス腱を断裂
  •  病院で5ヶ月リハビリしても歩くことすら困難
  •  1番大好きな趣味のテニスをもう一度したい

ライフロングを選んだ理由

テニス中にアキレス腱を断裂して普通の整形外科に5ヶ月ほど通ったんですけど、スポーツに向けた復帰をするようなリハビリじゃなかったので、慌ててどこか治療できるところを探し始めたんです。
ここは理学療法士の資格を持つトレーナーさんということで、経歴とか見たらプロのスポーツ選手のトレーナーをやっていた方だったので、ここなら安心してお任せできるかなと思って来てみました。
中尾 優作
中尾 優作
スポーツの怪我はスポーツ専門の理学療法士に相談しましょう。
関根さんは病院でのリハビリがうまく進まず、アキレス腱再建手術から5ヶ月経っても通常歩行ができない状態でした。
海外のガイドラインだと手術後6ヶ月でのスポーツ復帰を目指すので、かなり回復が遅れていることがわかると思います。
また、関根さんのご希望は日常生活レベルの回復ではなく、テニスをもう一度できるようになるまで足を回復することでした。
一般的なアキレス腱断裂のリハビリではなく、テニス特有のスポーツ動作に合わせたリハビリを行う必要がありました。

運動療法による身体の変化

最初ここに来たときはペンギン歩きのような感じで足をかばって歩いていたので、うまく長距離を歩くことができませんでした。
全く筋力がなくなってしまった私の足を数ミリでも「あ、動いたよ」「その調子だよ」という形で地道にずっと指導していただきました。
ある日、「今日は軽く走ってみましょう」と言われたときがあったんですけど”え、走れるのかな?”と思いつつ恐る恐る足を一歩出してみたら、走れたんです。知らないうちにできることが増えてるんだというところが本当に驚きました。
中尾 優作
中尾 優作
できなかったことができるようになることがリハビリで最も大切です。
最初はかかとを地面から全く浮かすことができないほど筋力が低下していました。
同時に5ヶ月間も足を安静にしていた影響で、アキレス腱周囲の組織が癒着し、固くなりすぎて関節可動域を低下させていました。
極度の筋力低下と可動域制限によって最初は複雑な運動が行えず、とてもシンプルで簡単なトレーニングから開始。
地味で退屈なメニューが続いたと思いますが、関根さんが諦めずに真面目に取り組んでいただいたおかげで徐々に効果が現れ、違和感のない歩行やジョギング、軽いジャンプなどできることが増えていきました。

日常生活での変化

最初はテニスどころか走ったりジャンプしたりすることもこの先はできないのかな、と思って落ち込んでたんですけど一つ一つ話を聞いてくれて、いろいろアドバイスいただいたり無理ない程度に頑張れるようなプログラムをこまめに作っていただいて、その効果を体感できたときにすごく希望を持つことができました。
中尾 優作
中尾 優作
少しずつでも身体の改善を感じることが継続の鍵です。
今回のリハビリにおけるゴールはテニス復帰ですが、そのためには違和感なく日常動作が行えることが大前提です。
そのため、歩行や階段の上り下りを問題なくできるようになることを最初の目標としました。
最終的なゴールまでに小さな目標を作ることで、少しずつ身体が改善していることを実感できて達成感を感じながらリハビリを続けることができます。
また一人一人身体の状態や運動能力は違うので、その方が無理なく続けることができて、その上でしっかり身体を鍛えることができる運動量を設定することも大切です。

テニス復帰に向けて

最初はテニスを見るだけでも悲しくなり、テニスコートを見るのも嫌になるくらい落ち込んでました。
テニス復帰に向けて先が見えるようになったのでラケットを触ってみようという気持ちにもなれたし、ボールを打てたときはちょっと泣きそうになりました。
中尾 優作
中尾 優作
リハビリを行う上で最終的なゴールまでの距離を確認することが大切です。
関根さんの目標はテニスに復帰することなので、”あとどれくらい回復したらテニスができるか?”ということを知ることがリハビリへのモチベーションにも繋がります。
そのため、痛みなく歩くことができる、少し走ることができる、サイドステップができるというように、少しずつテニス動作に近い運動ができるようにリハビリを進めました。
痛みなくジョギングができるようになった時点で、歩きながらでいいからテニスをしてみるよう提案し、実際にボールを打っていただきました。
まだ怪我する前と同じ強度でテニスをすることはできませんでしたが、少なくとも”テニスができる”という身体の状態を確認することが自信と安心に繋がりますし、テニス復帰に向けた希望を持つことができたと思います。

ライフロングを利用した感想

私はジムとかトレーニングとか行ったことなかったので、私が行って大丈夫なのかな?とか、こういうところはすごいアスリートの方とかがいらっしゃるところなのかな?と思ってちょっと不安だったんですけど、全くそういうことありませんでした。
身体を一つ一つどう動かすのか、どうトレーニングするのか、つま先の向き一つにしてもどう動かしていくのか、というのを正しく教えてくれたので安心して通うことができました。
こちら季節ごとにイベントをやっているみたいで、例えばクリスマスだったら皆さんでプレゼント交換を自由参加でしてて、すごくアットホームで楽しいところだと思いました。
中尾 優作
中尾 優作
“トップアスリートが受けるリハビリが誰でも受けられる”が当店の理念です。
関根さんと同じ感想をお持ちの方は多いようで、Lifelongはトップアスリート専門のジムではありません。
トップアスリートから趣味でスポーツをされる方まで幅広く、それぞれの身体に合わせた運動指導をしているので、誰でも安心してご利用いただけます。
そしてスポーツをされる方が怪我を治すときに最も大切なことは、一般的なリハビリでなくスポーツリハビリテーションを専門とする理学療法士に診てもらうことです。
スポーツ動作は日常動作と大きく違うので、運動学やバイオメカニクスなどの専門知識がなければ効果的なリハビリを計画することはできません。
当店では誰でもプロスポーツトレーナーのリハビリが受けられることが最大の長所です。
敷居の高い場所ではありませんので、競技レベルに関係なくどなたでも遠慮なくご相談ください。

プロのスポーツトレーナーによる治療とリハビリを試されたい方は、ぜひ一度ご相談ください

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