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Case Study 症状別事例

2025.10.30

インタビュー

『松葉杖で歩いていた状態から、ジョギングができるまで回復』前十字靭帯再建手術前リハビリの感想

執筆中尾 優作(理学療法士/プロスポーツトレーナー)

ヨーロッパの大学、大学院で理学療法を学ぶ。欧州サッカー、日本のB.LEAGUEでトレーナーとして活動したのち、地元神戸三宮にメディカルフィットネスジム【Lifelong】を設立。トップアスリートを始め、"病院で治らない痛み"に悩む人にワンランク上のリハビリを提供する。

Aさんは膝の前十字靭帯再建手術前の術前リハビリテーションの相談で来られました。

日本に交換留学で来日する数週間前にサッカーで前十字靭帯を断裂。

双方の大学から「膝のリハビリを受けること」と条件付きで交換留学の許可が降りました。

神戸近辺でリハビリできる場所を探し、スポーツに特化したリハビリを英語で受けられるという点からLifelongを選んでいただきました。

来店当初は前十字靭帯が完全に断裂していて、膝も曲がらず松葉杖で歩いている状態でした。

留学期間の3ヶ月間に出来るだけ状態を改善し、帰国後に予定している前十字靭帯再建手術が無事に受けられることを目標としました。

病院から処方されていたリハビリは若いAさんには少し強度が足りていなかったので、状態に応じて強度を上げていきました。

同時に、前十字靭帯が断裂している状態の膝に負荷をかけすぎると半月板や軟骨の損傷に繋がるので、無理をさせないように注意しました。

リハビリは非常にスムーズに進み、1ヶ月後には膝が完全に曲がるようになり、3ヶ月後には痛みなく軽めのジョギングやジャンプも行えるまでに回復しました。

Lifelongの前十字靭帯再建手術前リハビリで膝の機能を大きく改善させたAさんに感想を伺いました。

Aさん

  • 交換留学開始直前に前十字靭帯を断裂
  • 日本での生活と勉学のために膝のリハビリが必要
  • 帰国して手術を受けたらスポーツに復帰したい

Lifelongの利用目的

日本に交換留学に来る予定だったのですが、留学のほんの数週間前に膝の前十字靭帯を断裂してしまいました。
母国に帰って手術を受けるまでに、リハビリを受ける必要がありました
中尾 優作
中尾 優作
Aさんは前十字靭帯再建手術前リハビリでご相談に来られました。
交換留学で日本に来る直前に怪我をしてしまい、日本で膝のリハビリを受けることが交換留学を行う条件になってしまった、という少し特殊な状況でした。

Lifelongを選んだ理由

私はここを選んだのは、調べているときにとても良い印象を受けたからです。
実際に来てみてもとてもプロフェッショナルでしたし、英語をとても上手に話してくれたのも私にとって大変助けになりました。
また、母国の担当医師が言っていたことにも耳を傾けてくれて、それをプログラムに取り入れてくれたのも嬉しかったです。
中尾 優作
中尾 優作
Aさんのケースは少し珍しく、3ヶ月の交換留学後に母国で手術を受けるという予定でした。
最初に担当医師と理学療法士からどのような指示やリハビリが処方されているか聞き、手術予定に合わせて無理のない範囲で最大限筋力と身体機能を回復できるようリハビリを組みました。

運動療法の感想

リハビリの印象は本当に良かったです。
最初から最後まで非常にプロフェッショナルで、私の話をよく聞いてくれました。
ある運動が難しすぎるとか、逆に簡単すぎると感じたときにも、常にプログラムを調整して私の要望に合わせてくれ、さらにトレーナー自身の専門知識や経験も加えてくれました。
本当にプロフェッショナルで、素晴らしかったです。
中尾 優作
中尾 優作
一般的な前十字靭帯再建手術前リハビリは1ヶ月ほどで手術を受けます。しかし彼の場合は3ヶ月という期間があったので、手術後にできるだけ早くスポーツ復帰できるように少しでも筋力を高めることを重視してリハビリを進めました。手術前なので無理をする必要はありませんでしたが、当たり障りないリハビリをして時間を無駄にするよりは、できる範囲で状態を少しでも良い状態に持っていくことを目標にしました。

身体の変化

日本に来た当初は膝をほとんど曲げることもできず、歩くこともできなくて、松葉杖を使っていました。
ですが、ここに来てから特に最初の数週間で急速に改善し、今では膝をほぼ完全に曲げられるようになり、歩くことはもちろん、軽いジョギングやジャンプもできます。
本当に順調に回復しています。
中尾 優作
中尾 優作
来店当初は、怪我をしてから留学準備や飛行機での長距離移動など、膝のリハビリが思うように進められていませんでした。
病院から指示されたリハビリメニューはすでに慣れてしまって簡単すぎる強度になってしました。
病院の考える方向性は尊重しながら、すぐに可動域の改善と筋力強化を行えたので、膝の機能が向上して歩きやすさを実感してもらえました。

前十字靭帯再建手術前のリハビリ方法

Aさんは留学直前に前十字靭帯を断裂したこともあり、病院から指示されたリハビリを1ヶ月ほど自分一人で行っていました。

怪我した当初に比べると膝は動かしやすくなっていましたが、関節可動域も筋力も十分に回復しているとは言えない状態でした。

歩行時も足を引きずりながら歩いていたので、まずは膝関節の可動域を最大まで戻すこと、そして怪我した右足に片足で体重をかけられるようにすることを目標にしました。

前十字靭帯が断裂したまま運動を行うので、膝の軟骨や半月板に負荷がかからないよう注意しながら、膝周りの筋力強化に取り組んで片足立ちが安定して行えるまで到達しました。

それから膝と大腿部、そして臀部の筋力を引き続きトレーニングし、痛みや不安定感もなく動けていたので、軽度なジョギングやジャンプまで取り組むことができました。

手術後にサッカー復帰を目指されていたので、膝に負担をかけないように最大限の筋力と機能改善を促すことが、前十字靭帯の再建手術前リハビリにとって大切です。

今後の目標

私の今後の目標は手術を受ける前にできる限り膝を健康な状態にして、将来の回復にとってベストな条件を整えることです。
将来的にはサッカーや他のスポーツにも復帰したいと思っています。
中尾 優作
中尾 優作
交換留学が終わり次第、母国で靭帯再建手術を受けられる予定なので、手術後のリハビリが少しでもスムーズに進むように膝の状態を改善できればと思います。
ぜひサッカーにも復帰していただき、素敵な趣味を末長く楽しんでもらえると嬉しいです。

経験豊富な理学療法士による運動療法を試されたい方は、ぜひ一度ご相談ください

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