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Case Study 症状別事例

2024.05.29

インタビュー

『運動でヘルニアの痛みが改善、毎日飲んでいた薬も不要に』運動療法による腰椎椎間板ヘルニア改善の感想

執筆中尾 優作(理学療法士/プロスポーツトレーナー)

ヨーロッパの大学、大学院で理学療法を学ぶ。欧州サッカー、日本のB.LEAGUEでトレーナーとして活動したのち、地元神戸三宮にメディカルフィットネスジム【Lifelong】を設立。専門は"病院で治らなかった身体の痛み"のリハビリ。

Tさんは腰椎椎間板ヘルニアによる腰痛と足のしびれの相談で来られました。

最初は腰の痛みから始まりましたが、徐々にふくらはぎや足の甲に痺れが出るまで症状が進行。

通っている病院ではあまりリハビリの効果が出ず、痛み止めの薬だけ飲み続けるという状態でした。

痛みとしびれを残したまま生活を続けることに不安を感じられ、今まで必要性は感じていたものの試せていなかった運動での改善を目指してLifelongをご利用いただきました。

来店当初は前屈や重い物を運ぶ時に痛みを感じ、胸椎や股関節周りの硬さも顕著というヘルニアの患者さんには比較的よく見られるお身体の状態でした。

そのため、リハビリは目的を明確にし、問題となっている身体の部位を集中的に取り組むことですぐに効果は現れ、痛みとしびれは1ヶ月もしないうちに軽減していきました。

今では毎日服用していた薬を飲まなくても痛みを感じないまで回復されたTさんに運動療法の感想を伺いました。

Tさん

  • 半年前に腰椎椎間板ヘルニアと診断
  • 症状は腰痛と足のしびれ
  • 病院のリハビリは効果がでず、痛み止めを飲み続けている
  • このままだと症状が良くならないという自覚があった

Lifelongの利用目的

腰椎椎間板ヘルニアになって、どういう運動をしていいのかわからなくて、ちょっと真剣に考えてこちらを探しました。
中尾 優作
中尾 優作
Tさんは半年ほど前に腰椎椎間板ヘルニアと診断され、病院に通院してリハビリを受けていました。
病院のリハビリではあまり症状が改善せず、医師の治療方針も痛み止めを飲んで安静に、とのことで、何か別の方法を試したいということでLifelongにご相談いただきました。

Lifelongを選んだ理由

何十年も運動してなかったので、自分でも筋力不足が腰に負担をかけていて、運動するがいいんじゃないかって判断したんですけど、一番はホームページの他の方の症状が自分に類似しているのが決め手ですかね。
中尾 優作
中尾 優作
お仕事で重い物を運ぶことが多いのもあり、身体の筋力低下には不安を感じておられました。
当店にはTさんのように”誰かに治してもらうのではなくて、自分で自分の身体を治したい”という方が非常に多く来られます。
ヘルニアにはこのメニュー、というように決まりきったメニューではなくて、一人一人の身体に合わせた特別メニューを作成していることも、難しい症状の改善につながっている要因です。

運動療法の感想

最初は運動が慣れていなくて厳しかったんですけど、やっていくうちに少し痛みも減って来ているのと、体の動かし方が自分の中で少しずつわかってきているのが大きなことですね。
中尾 優作
中尾 優作
Tさんは腹筋の筋力低下と太ももの筋肉の硬さが原因で、腰と股関節が不安定になり、腰に負担がかかっている状態でした。
それに加えて、仕事で重い物を持たなければいけないときに、膝を曲げずに前屈みになって持ち上げていることも腰へは悪影響でした。
運動療法では腰まわりの改善だけでなく、腰に負担のかかりにくい動き方の指導も行うことで、再発予防まで目指します。
痛みを軽減させるだけでなく、二度と同じ痛みに悩まなくて済むように、身体の上手な使い方まで練習していただきます。

日常生活での変化

仕事上で重たいものを持つときに、以前とは違う身体の動かし方を覚えました。
(痛みも)ほんとにタイミングなのかわかりませんけど、良くはなってきています。
しびれとか痛みが緩和されています。
薬もこちらに来るようになってからは飲まないでやってみようと思って、たまたま薬もやめて平行で運動をしていると調子がいいので続けています。
中尾 優作
中尾 優作
運動し始めて数週間ほどで痛みは軽減し始めました。担当の医師と相談し、毎日朝晩で服用していた痛み止めも中止することができました。
薬を飲まなくなっても腰の痛みと痺れは増加することがなかったので、引き続き運動を継続していただいて更なる症状の改善を行っていただきました。
来店当初から”できるだけ薬は飲みたくない”と話されていたので、痛みの改善とともに毎日の痛み止めからも卒業することができて嬉しく思います。

腰椎椎間板ヘルニアのリハビリ方法

Tさんは仕事で重い物を持ち上げることが多かったこともあり、前屈みになると腰に痛みを感じていました。

身体は全体的に硬く、特に太ももの裏にあるハムストリングやお尻の筋肉は柔軟性が低下していました。

これらの硬い筋肉が骨盤を後ろに引っ張ってしまい、さらに腰への負担を増加させていました。

また、腰椎の上にある胸椎も非常に硬くなっており、胸椎の動きの悪さが腰椎の負担を増やしていました。

Lifelongの運動療法では、股関節周りや胸椎の可動域を改善しながら下半身と腹筋の筋力も鍛えることで、腰への負担を減らしながら腰部の安定性向上も狙いました。

そして重い物を持ち上げる際に腰を使いすぎないように、足の力を使って持ち上げる動き方も覚えていただきました。

足腰の筋力と可動域が改善し、腰を無理に曲げずに腰を落とす動作を習得すると、腰への負担が減り、日常生活でも徐々に痛みを感じなくなっていきました。

具体的な解説

前屈動作で骨盤を前傾させることができず、腰椎に過度な屈曲ストレスがかかっていることが腰痛の原因と判断。

スクワット動作で骨盤が後継するバックウインクも見られ、ハムストリングスと臀筋群の伸長性と筋力の低下が疑えた。

胸椎の伸展、回旋可動域もかなり低下しており、胸椎の可動域制限を庇うために腰椎が過度に動いてしまっていた。

股関節伸展筋群を鍛えることでバックウインクが起こらなくなり、胸椎の可動域と腹筋の筋力が上がると腰椎の安定性も改善された。

Lifelongでは以下のポイントに焦点を当てた運動療法に取り組んでいただきました。

  • 臀部と太もも裏側の柔軟性向上
  • 胸椎の可動域改善
  • 腰に負担のかからない動作の習得

今後の目標

よくなっていけばスポーツだったり、これからの趣味だったり、身体を動かすことができればなと思っています。
中尾 優作
中尾 優作
まだ痛みが完全になくなるまでの改善はできていませんが、可能な限り今より症状を減らせるようにサポートさせていただきます。
痛みが軽減できたことは嬉しいですが、より痛みを改善して快適な生活を送っていただきたいです。将来的に何か新しい趣味を見つけられたときに、思う存分楽しめる身体になってほしいと思っています。

経験豊富な理学療法士による治療とリハビリを試されたい方は、ぜひ一度ご相談ください

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